2024年度試験 徹底解説「国家一般職(高卒程度)・税務職員 試験①」
9/1(日)に国家一般職(高卒程度)・税務職員の1次試験が行われました。受験者の皆さん、お疲れ様でした。正答も発表されており、自己採点をして自分の点数が分かって、何点取れていれば合格しているか気になるところだと思います。
そこで、今回は、昨年度・一昨年度の合格点を参考に今年度の1次試験合格点についてお話したいと思います。あくまで目安なので、参考程度に見ていただければと思います。
1.合格者の決定方法
みなさんは国家一般職(高卒程度)・税務職員の合格者の決定方法をご存じでしょうか?
国家の試験には○○点とれば絶対合格!という点数での基準はなく、受験者の平均点と点数のばらつきを表す標準偏差を元に合格者が決められています。
詳しくは国家公務員採用情報NAVIをご覧ください。
この決定方法(計算)は毎年同じであり、平均点・標準偏差に各試験の結果を当てはめて計算すれば、その年のボーダー・合格点を決定することができます。
また、教養試験にも適性試験にも基準点が設けられており、教養試験は12点、適性試験は36点となっています。
そのため、教養試験でどんなに高得点をとっても適性試験が36点に満たないときには、不合格となります。
2.昨年度・一昨年度の合格点
昨年度の合格点(東北区分)を見ると以下の点数となります。
1次試験合格点:357点
教養 適性
平均点: 19.463 66.555
標準偏差: 5.491 22.641
また、一昨年度の合格点も見てみると以下の点数となります。
1次試験合格点:357点
教養 適性
平均点: 18.347 64.157
標準偏差: 4.854 19.892
2年で合格点に多少のばらつきはありますが、適性試験で70点近く取れていると、教養試験は20~22取れていれば合格していることがわかります。
3.今年度の合格点予想
以上から、今年度の合格点について予想してみました。
例年の本校学生の自己採点の結果から試験全体の平均点を予想すると、
教養試験 19点
適性試験 62~64点
になるかと思います。一昨年よりは高く、昨年よりは低いくらいかと思います。
そのことから、適性試験70点を想定すると、
教養試験は21点!(5割ちょっと)
取れていると1次試験は合格できるかと思います。
ただ、あくまで予想であり、これ以上高くなることも低くなることもあるかと思います。また、適性試験も約10点多く取れているとその分教養試験は1点低くても合格しているので、この予想にあまり一喜一憂せず、この先の試験ならびに国家公務員の官庁訪問・職場訪問等に準備していきましょう。
次回は知能分野の重要問題を少しだけ解説していきたいと思います。次年度以降の受験を考えている人・どうしてその正答になったのかわからなかった人はぜひ読みに来てください。
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