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2024年度高校生 公務員受験者必見「いよいよ本番!取り組む科目を厳選しよう!」

1.公務員試験の特徴

今回は各試験の特徴(筆記試験)とそれを踏まえた取組(科目)についてお話したいと思います。

1.従来の公務員試験型の問題

従来の公務員試験型の問題は前回お話した通り、一般知能・一般知識の2つに分けられています。40問として考えると内訳は概ね以下のようになります。 例)国家一般職(高卒)

  • 一般知能

    • 判断推理 7問

    • 数的推理 4問

    • 資料解釈 2問

    • 文章理解 7問

  • 一般知識

    • 社会科学 6問(政治2経済2社会1倫理1)

    • 人文科学 9問(世界史2日本史1地理2国語2英語2)

    • 自然科学 5問(数学1物理1化学1生物1地学1)


2.地方自治体向けの問題

Standard:従来型の問題とほぼ同様(時事多め・古典、芸術、国語 出題なし)
Logical:知能重視問題
    知能分野27問
    知識分野13問(自然科学 なし)
    それ以外は、Standardと同様
Light:簡易タイプの問題。3つの分野で構成
   ・社会への関心と理解 24問
   ・言語的な能力 18問
   ・論理的な思考力 18問
 ・社会への関心と理解・・・時事・一般常識
 ・言語的な能力・・・国語。文章理解や英文読解
 ・論理的な思考力・・・数的推理・判断推理(従来型・Standardよりは簡易)

3.SPI

ペーパーテスト:マークシート式の試験
 ・非言語 30問(数的・判断のような問題)
 ・言語  40問(国語)
テストセンター
各地に設置されている試験会場に行き、試験を受験。日時が統一試験日で実施せず、〇月〇日~〇月△日の間で各受験者が実施、のように自分である程度受験日を選択可能。そのため、他の試験と日程が被らず、受験できることもある。


以上が、各公務員試験の大まかな内容です。

2.取り組むべき科目

まず、どの試験に共通しているものはやはり、
・判断推理
・数的推理
の2つである。公務員試験を受験しようと考えるとこれらが出題されない試験はほぼない。SPIやlightの試験では判断・数的という単元で出題されているものではないが、内容としては同様のものなので、上の2つを取り組むことがまず、必須にはなると思います。
その上で、他に何が必要かとなると、他の受験者と差を付けられたくない科目は、

・文章理解

です。正直、社会科学(政治・経済)・自然科学(物理・化学・生物・地学)・人文科学(日本史・世界史・地理)は、試験によっては出題される・されないがあり、出ても1問ということはよくあるので、中々メインに時間を割きづらいと思います。
それに対して、文章理解はどの試験でも4~5問は必ず出題されます。その問題を文章が読めない・内容が理解できずに外してしまうと他の受験者と大きな差が生まれてしまいます。
そのため、文章理解は落としたくない。勉強する時間も1時間・2時間とかかる科目でもなく、1日1問、2問でもいいが定期的に文を読み、慣れておくことは大切だと思います。

3.取り組むべきこと(科目以外)

科目勉強以外に取り組むこととしては、これもよく言われることではあるが、日々のニュース・新聞には目を通しておくことです。
近年、勉強の知識よりも時事、日々の情報収集がどれくらいできているかを問われる問題も出題されています。そのため、直近のニュースもそうだが、昨年の時事問題・話題にあったことなどは、時事対策の問題集や過去の新聞に目を通して知っておくことは大切です。
今の時代はネットでも新聞記事見ることできますし、図書館等には過去の新聞を保存していたりもするので、できるだけ様々なものを活用して、情報収集していきましょう。


公務員試験を受ける上で、勉強することは必要不可欠ではありますが、それを効率よいものにするためには、様々な情報収集することも大切です。勉強の合間に「そういえば自分の受ける試験は何が出るだろう?」、「今、話題になっているこの問題って前はどういう風に扱っていたのかな?」と、息抜きがてら調べてもいいかと思います。

9月1日(日)から高卒程度の公務員試験が始まります。少しでも悔いのないよう、受験生のみなさん、頑張ってください!


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