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【登山】ベアフットシューズ、始めました(*´ω`*)


かかとが先か、つま先が先か

なんのこっちゃ、と思われるかもしれませんが、割と根深い話ではあるんですよ。

ウォーキングの解説では、以下の説明をしています。

  1. かかとから着地をし

  2. 歩幅を大きくし

  3. 転がるように体重移動をし

  4. つま先(母指球あたり)で蹴って進む

この歩き方は効率が良く、素早く進める利点があります。

ただし、かかと着地によって衝撃が膝に直接伝わり、膝を痛めやすくなる欠点があります。この欠点を補うために最近人気のウォーキングシューズやランニングシューズでは、かかと部分のソール、インソールにクッション材が多く使われています。

HOKAとかOnとかシャレにならんくらいかかとのソールが目立ちますよね。

この手厚いクッション材により他の問題が発生します。浮き指です。

「浮き指」問題

かかと着地を続けていると、趾(あしゆび)への衝撃が減り趾を使わない歩き方に慣れてしまい結果、趾の筋肉が衰えていきます。筋肉が衰えていくと趾が地面から浮いてきます。このことを「浮き指」といいます。

浮き指自体には問題ないのですが、趾の筋肉の衰えによって姿勢が悪くなる、体を支えるバランスが悪くなる、足の爪が変形する、足裏のアーチが崩れる等の問題が出てきます。

現代の靴は、疲れにくくスムーズに早く歩きやすくなることに注力したため、足裏の筋肉を衰えさせてる面があるのですな。

つま先から歩く、ということ

つま先から、というよりは足裏全体を使って着地するという言い方のほうが正しいですかね。

靴を履く前までの人類は裸足で歩行していました。足裏全体で地面を捉え、趾で地面を掴んで前に進む、という歩行をしていました。人類が靴という利器を得たのは数千年程度、かかと着地を意識した靴は数百年程度の浅い歴史です。この程度の歴史では靴に即した骨格になるとは考えられません。

本来、裸足で歩くことを前提として足の骨格や筋肉が形成されてるんです。

人類は、靴に依存したことにより本来持っていた能力を退化させてしまった、よもや靴の奴隷と言ったら、、、言い過ぎですねはい。

ここまで書きましたけど正直、普段の歩き方についてそんなには気にしなくて大丈夫です。確かに筋肉の衰えは早くなりますが、生活に大きな問題を及ぼす程のことではない、というかもしそうなったら社会問題ですよね。フツーに生活する分には、今ある靴で今より少し歩く歩数を増やす程度で十分かと思われます。

登山を見据えてのことでして、日頃の歩行で何らかの工夫が出来ないのかなってのが今回の検討課題となります。ワイは山に登りたいんや。

山行を続けていると足裏が痛い(´;ω;`)

登山で7時間くらい山行を続けていると足裏が結構疲れてきて痛くなるんですね。

まあそりゃ7時間も歩いてりゃ痛くもなるんですけど、私は人より山行が遅い、というかフツーに歩いていても遅い方で、よく人に追い抜かれます。歩くスピードがない分、長く歩き続けて帳尻を合わせたいんですよ。

ちなみに登山でのかかと着地は禁忌の技でして、特に下山中にかかと着地を続けると確実に膝をやられます。それを低減するために登山用のインソールを入れているのですが、この手のインソールはかかとに衝撃を与えないように設計されているので、この機能を期待してうっかりかかと着地してしまうんですよね。私の今の課題です。課題は多いほうが人生楽しいですよ(*´ω`*)

話を戻します。足裏が痛い原因は足裏の筋力不足とみています。

登山靴、インソール、靴下は様々試してみましたが特に違和感がなく満足しています。トレッキングポールを使うと改善はしますが、それでも痛くなる時間がちょっと先延ばしになる程度。となるとやはり原因は筋力不足であろう、となりました。

この動画やふくらはぎを鍛えて対応しています。やり始めたばかりですが、効果を感じています(*´ω`*)

ベアフットシューズ、始めました!

ようやくタイトル回収です =)。

先日、メレルのベイパーグローブ6(VAPOR GLOVE 6)を買いました。

Amazonのセールで心動いていたのですが、ABCマートを散策していたら偶然、メレルの旧モデルの靴が安売りしてまして8000円くらいで購入できました。つかABCマートでよもやベアフットシューズが販売されてるとは驚きました。

ベアフットシューズとは何ぞ?と思われるでしょう。ある種、変態な靴ですのでね。日本語に訳すと裸足靴とでもいいましょうか。履いた感触はほぼ裸足です。ソールは6mmと激薄、インソールなし、という靴でして、踏んだ感触がダイレクトに伝わりますので石を踏めばそりゃ痛いと感じる程度には、まんま裸足です。

ベアフットシューズの目的は、足裏の筋トレです。

ほぼ裸足なのでかかと着地をしようものなら明らかに膝に悪い衝撃がダイレクトに伝わってきます。これやべえやつだとなりますが、しばらく歩いているとほぼ足裏全体を使って歩くことに違和感がなくなっていきます。自然と趾で地面を掴むようになりますが、地面を掴む感覚がダイレクトにきますので足が疲れるのは早いです。ただ不思議と足裏が痛いという感覚は徐々に減ってます。

ちなみに最初に履いた時は、何か罪悪感みたいな感覚がありました。小学生の頃に履いていた体育館履きに感覚がそっくりなんですね。体育館履きで外を歩こうものならガッコのセンセにえらい怒られた記憶が、罪悪感の原因なんだろうなって思いましたね。

メレルにしたのはカッコいいのと耐久性に期待してのことです。メレルはアウトドアメーカーでは有名どころですし、普段使ってる登山靴もメレル(MOAB3)ですのでなんとなく安心感もありました。ベアフットシューズでは現行、ベイパー グローブ6の他にトレイル グローブ7という靴もありますが、この靴のソールは14mmとこの手の靴にしては厚いのでオススメしかねます。

普段履きに使ってますが買ってよかったです。ただ防水性は皆無ですので雨の日には使えませんけど。

調子に乗って、この靴で低山を登ってみたいという新たな目標も立てました。アウトドア用に開発されているので耐久性はあるとは思ってますが、6mmの靴底なのでやはり不安です。岩場の少ない山を選ばないと駄目ですね。