「あはき」ってご存知ですか? 東京大学医学部附属病院リハビリテーション部 鍼灸部門の鍼灸
地域医療ジャーナル 2021年11月号 vol.7(11)
記者:masayoshi/病鍼連携連絡協議会
鍼灸師
読者の皆さま、ご機嫌はいかがですか?
いつも読んでいただきありがとうございます! 鍼灸師の木津です。
今回は 8月号にも執筆していただいた粕谷大智さんに東大病院の中での鍼灸について教えていただきました!
あの東大ではどのように鍼灸を行っているのか、私も興味津々です!
それでは、本編をどうぞお楽しみください!(木津)
医療機関内における鍼灸の役割と実際
東京大学医学部附属病院リハビリテーション部
鍼灸部門 粕谷大智
Ⅰ. はじめに
東京大学医学部附属病院(以下、東大病院)では、現在リハビリテーション部の中に鍼灸・物理療法部門があり、鍼灸師が常勤しています。鍼灸・物理療法部門は鍼灸治療(自由診療)を中心に、指圧・按摩・マッサージ等の手技療法、温熱・電気療法等の物理療法を用いて、痛みの軽減を中心に拘縮予防、血行改善等の治療を行っています。特に鍼灸治療(自由診療)は大学病院内で行っている数少ない施設であり、スタッフは鍼灸・あん摩・マッサージ・指圧師の免許を持つものが東洋医学的物理療法の臨床・研究・教育に従事しています。
本稿では、東大病院の鍼灸治療の歴史から、臨床の実際、医療の中における鍼灸の役割、今後の課題について紹介いたします。
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