「あはき」ってご存知ですか? 鍼灸マッサージ師の理想の教育(沿革と展望)前編
地域医療ジャーナル 2022年6月号 vol.8(6)
記者:masayoshi/病鍼連携連絡協議会
鍼灸師
みなさま、いつも読んでいただきありがとうございます!
鍼灸師の木津です。鍼灸マッサージの連載も8回目になりました。
今回から数回に渡り、鍼灸マッサージの教育に関して書いて参りたいと思います。
まずは病鍼連携連絡協議会の長谷川尚哉さんに前編・後編に分けてお願いいたしました。
本編は読者登録いただくと読むことができます。
それでは御覧ください!
(はり師・きゅう師 木津正義)
読者の皆様こんにちは。本連載をお読み下さっておいでの先生方は、地域医療の中に鍼灸マッサージ師が関わる事の可能性を感じて下さっている方も多いのではないかと、うれしく思います。
しかしながら、私ども鍼灸マッサージ師の質の担保という点に関しては執筆を担当している私たちにも内包する諸問題がある事を実感しています。その点について、二回にわたって記すことに致します。
そのテーマは以下の様なものです。
1)あはきの教育制度が医師のそれとは異なる
2)その結果不足する要素がある?
3)実際技術力、再現性はどうなのか
4)多職種連携のお作法への理解はあるか
実はこれらのことは私たち執筆陣にとっても気になるところでして、いざ連載で「連携に資する」とアピールしてみても、全国の鍼灸マッサージ師が必ずしも地域医療に携わる先生方に満足頂ける行動をする事ができるか、という点については憂慮しているのです。その原因とはなにか。そのために改めて歴史を振り返りつつ進めて参ります。
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