だし生活に憧れて
最近は、ほぼ毎朝だしをとる生活を続けている。
きっかけは、1月に行われた梅津有希子さんのトークイベント「今年こそ、だしをとる!」at 本とコーヒーtegamishaに参加したこと。
顆粒だしから卒業したいなあと常々思っていたので、すぐに申し込んだ。
イベントでは、梅津さんのだし研究のお話(どの種類の昆布がだしが出やすいか、東日本・西日本によるだしの出方の違いなど)をきいたり、昆布とかつおのだしをみんなで味見したり。和やかな会場の雰囲気が心地よくて、時間があっという間に過ぎていった。
最も大きな収穫は、毎日続けられそうな(←ここが本当に重要)家庭でのだし取り法を実演してくださって、だしを取ることへのハードルがぐっと下がったこと。イベント後は「これなら私にもできそう」とほくほくしながら帰宅した。
いまも無理なく続けられているのは、本当に簡単だということと、家庭では気楽にやればいいと梅津さんが教えてくれたから。すっごく気が楽になった。
梅津さんの著書『だし生活、はじめました。』は、あれからずっと居間の本棚に並んでいて、時どき読み返しながらだしをとり続けている。
朝、だしをたっぷりとった味噌汁をつくっていると、夫が寝室から出てきて「美味しいにおいがする」という。昨日も深夜に帰宅して、今日も朝から仕事。くったりと気分が沈みがちな朝を、だしの香りが支えてくれているような気がする。
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