国際結婚&年の差カップル
NHKの「ドキュランドへようこそ」が好きで、良く見ていますが、先程これを見ました。
ま、一言で言うと、欧米での生活が上手く行っていなかった白人女性(離婚していたり、独身だったり、色んな意味で孤独且つ年も取っている。出てくる女性は大体60代~80代。)が本国でのストレスのある生活から逃れる様にエジプトに来て、息子、否、孫みたいな年齢のエジプト男性とサッサと結婚して”真実の愛”を実感しようとしている、という話だった。
勿論それは女性側からの見解で、エジプト男性から見たら”お金を持っている”欧米女性は「金づる」にしか見えてない、というのがディフォルトの様だった。(一組だけ30代男性と80才女性が結婚生活を2,3年続けていたケースはあった。しかし、このエジプト人男性も別にエジプト人女性と結婚し子供もいて、自分の母親までひっくるめてこの欧米から来た女性に金銭的に頼っているみたいで、やはり本人も気が付いていないかも知れないけど、やっぱ金づる方式だろうね、って全く関係ない第3者なら思うだろうし、私もそう思った。)
所で、私が夫と二人でモロッコ旅行に行ったのは約8年前だったけど、店などで呼び込みで声を掛けて来たモロッコ男性は日本語がやけに達者でびっくりした。砂漠のツアーでラクダに乗った時にラクダを引っ張ってくれた男性とは数時間話す機会があったけど、「日本人の女友達がいたら紹介して。日本人が好きだから結婚したい。」と何度も言っていた。
こんな話をアメリカや日本で聞いても「すげーよね、結婚ってもっと大事な事なのにね。そんな簡単に結婚したいのね。」って思うと思うけど、実際にモロッコに行って、そのラクダツアーの時のガイドのモロッコ男性の思いっきり日焼けしてかっさかさな顔や、熱い砂漠の上をほぼ裸足みたいな靴を履いて歩いてるからすごく固そうにむくんだ汚い靴みたいな足や、ラクダを引っ張るから傷だらけでごっつごつの手などを数時間見てたら『結婚により、外貨獲得をして生きて行く、という方法はある意味生きて行く手段として「アリ」な国ってやっぱあるんだな。』ってその時に感じた。ある意味政治なのだよ。
でも男と女を入れ替えたら、昔からよく似た話は見聞きしてたよね、実際に私が子供の頃、近所にもそんな感じの日本人の一人暮らしのおじさんがいて、たまに東南アジア行ってたもんね。別にぱっとした感じでもない、また特にお金持ちでもない一人暮らしのおじさんだったけど、私の母によると東南アジアに奥さんがいる、とかで一度だけ子供と奥さんも日本に来たことがあった。何故か噂でうちの母がその話を知り(昔なのでマジで夕方になったら外に母親とかおばさんとかが行商の豆腐屋の豆腐を買いにボウル持って出かけて、その後はそのままじっとそこに溜まっておしゃべりしてたなぁ。。。思いっきり昭和です。)その頃小学生だった私はどんな子供なのか興味があったので、弟と二人で様子を見に行った事も覚えてる。
アメリカに住んで長いけど、こっちでも20~25才位年上のアメリカ人男性と結婚してる日本人女性とかたまに見かけるけどね。私がアラサーの時は知り合う日本人女性もアラサーで、そんな思いっきり年上のご主人はまだアラフィフでお元気だったけど、今現在私がアラフィフなので、そういうご夫婦ともあまり付き合いはもうないけど、たまにスーパーで見かける時があったりするけど、もうご主人は完全におじいちゃんで、久々に見てびっくりする時あるけどね。
私の夫は2つ上のアメリカ人だし、年齢に対しては違和感はないけど、でもやっぱ夫が賢くて、弁護士になる、ってわかってたという事実はやはり結婚の大きな(安心&決定)材料にはなったもんね。イイ人で私の事が好きでも、お金で困りそうな人だったら私も結婚してなかったと思う。
何が言いたいか、と言うと「世の中色んな人がいるんです。んでもって、それぞれ自分の状況や立場で頑張ってそれぞれ生活をしている。別に誰が人の事を何と思おうとも関係なく自分の人生を思う様に生きていいし、そうやって生きたモン勝ちなのかもな。(しかし勿論結果も自分で責任取れよ。)」って思うんです。
他人から心の中で「あの人はお金目当てで結婚したな。」って思われることがあってもそれは仕方ない。だって誰にだって言論、思想の自由があるしね、でも究極は自分が「OOしたい」と思ってそれを実現出来たらやっぱそれが出来た人が幸せなんだな、って思うのだ。
私から見たら「完全に金づる人生。可哀想だな。」って思ってもでもその本人が「私、幸せなので、全部オッケーで~す!」って思ってたらもうそれでいいし、完了なんだと言う訳です。
色んな人生を見せてくれてありがとう、私は出来ないけど、そんな人生がある事を教えてくれてありがとう!ってこの番組見て思いました。