教員採用試験について2
こんばんは、ももんがです。
こんなニュースが上がっていました。
昨日わたしが上げたnoteの記事とほぼ同じことがかいてありました。
文科省はようやく気づいたようです。文科省の官僚の方は、わたしと違って優秀なかたが多いので、各都道府県の教員採用試験なんて気にも止めたことがなかったのではないでしょうか?
正直公務員信仰みたいなものがあり、なにがあっても必要な人員の受験者数は確保できると考えていたのでしょう。これは文科省だけでなく、各都道府県教育委員会も同じようなものでしょう。
わたしが在職した某県での教員の年齢バランスは、正直教員の専門性の維持が困難になるのではないかと思うくらいです。ここ数年で団塊の世代が退職ですが、その団塊の世代の教員数が多くその下の世代が極端に少ないのです。
現在で考えると管理職になる年齢帯の職員が少ないのです。そして管理職試験を受けたいという希望者数も少なくなり管理職のなり手の確保に困難さを感じているようでした。わたしも在職していてもおそらく分掌長にはなっても学科長は辞退したでしょうし、ないとは思いますが管理職試験のお誘いがあっても断ったでしょう。
以前のnoteにも記載しましたが、教員の仕事をきちんと分けて学校運営の職員を増やすか、教員数を1.5倍以上にしなければ、「ブラック」はいつまでも続くでしょう。
少なくても現在のデジタル化を安全に快適に教員に利用してもらい、児童生徒の学習面や生活面、モラル面まできちんと学校で行うなら、各学校に一人以上の情報技術者を確保するべきです。
そして情報技術者が情報を共有するサイトを教育委員会が設置して置くべきでしょう。わたしの在職した某県では学期に1週間程度いるだけでしたし、小中学校も複数校を受け持つような形で常駐ではないようでした。
わたしは平成12年10月から翌年3月まで「情報推進技術者」として、特別支援学校に非常勤として勤務をさせていただきましたが、その際に先生方から「ワープロや表計算、プレゼンテーションのソフトウエアの使い方を教えてほしいけど、放課後はいないんだよね」と言ってもらったことがありました。その際には「管理職の先生がOKしてくだされば、放課後も残れますよ」と伝えましたが放課後に講習会を行ったのは1、2回だったと思います。基準の勤務時間が決まっているため、先生方の手がすく放課後にわたしの勤務時間をずらすことをおそらく教育委員会が良しとしなかったのでしょう。
ただわたしの勤務時間の中であれば、先生方の相談などには乗らせていただけていましたが、それも少数の先生がたでしたので、正直役に立ったかは疑問です。
勤務させていただいた一つの特別支援学校には寄宿舎もありましたので、そちらにも伺わせてもらえたのはよかったと思いましたし、もう一つの特別支援学校では昼休みに児童たちと一緒に体育館でボールなどを使って楽しませてもらっていました。その際にいまなみにPCのスキルがあったらもっと児童生徒、先生方に貢献できたと反省をする部分も多いです。
だからこそ、文科省や教育委員会がICTを活用せよというなら、責任ももって教員をサポートする技術者を配置するべきだと考えています。
正規採用され交流で特別支援学校に勤務になった際は情報教育課長もやりましたが、クラス担任もやっていましたから時間が足りなかったです。朝7時前に出勤し、夜は23時退勤、家につくのは0時すぎ。そして持ち帰りの仕事をして朝は6時には家をでるという生活をしていました。
当然、体も心も・・・・
特別支援学校の勤務は楽しかったですが、クラス担任を外すか課長職でなければと思ったこともありました。
そんな勤務状況だからこそ、多くの先生方は年休(いわゆる有給)はなかなか取れないし、年休はどんどん溜まっていき、どうがんばっても半分ちかくを捨てている感じでした。
せめて40日を超えて持ち越せない日数については、買取をしてほしいくらいでした。(わたしがアルバイトをしたホテルでは持ち越せない有給は買取制度がありました)
現在の児童生徒だけでなく、これから未来の児童生徒にとって「先生」や「学校」というもので輝けるように人材の確保や学校現場で働く方の職種について考えるべきだと強く思います。
最後にわたしは「教員」として学校の現場に戻ることはないと思いますが、「ICT技術者」「情報技術者」「先生の補佐」としてなら勤務したいとは思っています。児童生徒たちのわたしが持っていないすばらしい可能性をそばで見たいと思うのです。