今の子供たちに養ってほしいもの。学校で養うべきもの

こんにちは、ももんがです。

小中学校の授業時間についてニュースがありました。しかしながら、以前も記事のなかで書いたような気がしますが、現在の学校の窮屈感は文科省が

1)年間授業時間の厳密化をしたこと、
2)完全週休2日にしたこと、
3)学習指導要領での学習内容の増加

があげられるのではないかと思います。

1)に関しては、未履修問題から起こったことだと思うのですが、インフルエンザ等の流行り病が起きた時の学級閉鎖や学年閉鎖、学校閉鎖が起こった時に、授業数が確保できないことが起きないように学校側が年間授業時間を年度当初にしているため、閉鎖が起こらないときには授業時数が多くなってしまいます。閉鎖がおこらないからといって年度途中で授業時数の変更はむずかしいので、厳密な授業時数のカウントをされた現状ではしかたがないことだと思います。

2)完全週休2日にしたことで、移行前で月に約16時間、移行期で月に8時間が単純に減少しています。この減少にするためと3)学習内容の増加に対応するため、平日の授業時数が増加をしています。

また座学授業の確保のため、いろいろな行事が削られています。社会科見学の回数や芸術的な活動、そして運動関係。今のこどもたちに「将来就きたい職業は?」と質問すると、「Youtuber」と回答があるというニュースが大きく話題になったこともありますが、それも例えば「パン工場」や「おかし工場」、「薬品工場」などへきちんと時間をとって行っていないのではないかと思います。先生方に怒られるかと思いますが、「事前学習」「事後学習」が重要なのです。しかも継続的な。つまり1回の社会科見学活動(事前+当日+事後)で終わるのではなく、つぎの社会科見学の活動への期待につながり、その児童生徒が行う社会科見学すべてがつながるようにしなければ意味が本来ないのではないかと思うのです。
入口は地域産業や身近なものでいいと思います。例えば「パン工場、ジュース配送の会社」から始まって、「冷凍食品」「漁港や田んぼ、畑」、その他の製品を作成する工場とつながり、中学校の職場体験へつなげるべきだと思います。自分たちが生活するために必要な物資の生産・配送・販売、これを理解することに意味があるのだと思います。そしてその働く人たちを支える医療や公務員、介護職がいることをするべきだと思います。
またきっとやりたがらないと思いますが、刑務所などへび見学もいいかもしれません。

「義務教育」という日本のすばらしいシステムはいい面も悪い面もあります。だからこそ、「悪い面」を少なくする必要があると思います。例えば学校という閉鎖的な部分などは、「教員」ではない「勉強以外の仕事」をする人が学校の中に必要だと思います。それこそ給食を作ってくれるかたや校務員さんなども、そうですしなにかあれば駆けつけてくれる「警備員さん」もそうだと思います。
現状は「教員」と「事務員」しかいないのだから、多くの人と合うべき子どもたちが会えなていないということを認識するべきだと思います。

もちろん社会科見学を受け入れる企業さんは大変になるかと思いますが、それこそ地域社会への貢献という意味で、現在の経営者の多くの方は受け入れてくれるのではないでしょうか?
学校との繋がりを持ちたいという経営者の方は結構多いという印象を持っています。
だからこそ、柔軟な授業時間の運用が学校側でできるようにするのも教育員会や文部科学省のやるべきことだと思います。

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