Generator vol ‘19 Mitch’s Lovely Day
2038年夏。ミーコは苛立っていた。
あまりにもつまらない会社の飲み会。その二次会のカラオケの雰囲気に耐えられず「親戚のおじさんの容態が急変!大変!帰ります><」 という、今年4回目の釣りバカ浜ちゃんメソッドを使い、行きつけのバーに逃げ出したのだった。
あの子が歌ってたMay.J のカバーの曲は誰のカバーのカバーだったんだろう?そんなことを考えては、自分自身が思考停止する。その状況にたまらなく苛つく。
山崎洋一郎が田舎暮らし 隠遁生活マガジンを立ち上げ、渋谷陽一が死にかけつつも東京都知事になって数年が経つ。一軒目に行ったRockbar Days、そして今居るmaroon。ここらで流れるだいぶ昔の音楽はこんなにも衝動的でかっこいいのに、なんでこの時代の音楽はこんなにもつまらないんだろう?そして私まで止まっちゃってるんだろう? レニー・クラヴィッツに言われるまでも無く、ROCKは死んだんじゃないの?石垣さん、もっと強いお酒をちょうだい!
そんな時、バーカウンターの左端からものすごい勢いでバーボンのグラスが滑ってきて、置いてあった Funkadelic Maggot BrainのCDジャケットにヒット、宙を舞った褐色の液体は、もれなくミーコに降りかかった。
「なっ!何をするだァーッ!ゆるさんッ!」
思わず、昔の漫画のセリフが出てしまったミーコに、バーボンの送り主であろう中年小太りのおっさんが言い放つ。
「その衝動を再起動しちゃいなよ?自分の中でジェネレイトしちゃいなよ?」
あっけにとられるミーコ、そして続けざまに体を揺らしながら、こんなふうに続けた。
「おれ? おれの名前はGenerator No.9 DJ MCKosuke インダハウス ロックとともに死んだはず」
そんなわけで、久々にイベントします!今まで散々お世話になった maroonが閉店することとなり、maroonでの最後の generatorを行います、その名も Generator vol ‘19 Mitch’s Lovely Day。フライヤーはいつかやってみたかったビル・ウィザースパクりで作りましたw 最後は笑って踊って盛り上がりましょう!久々にフロアで会おうぜ、お気軽に遊びに来て下さいね( ´ ▽ ` )ノ
10/27(Fri) 21:00-25:00 ¥1000(with 1drink)
maroon (熊本市中央区下通 1丁目5番17号 下通ビル3F)
* 先着20名様にオリジナルコンピCDプレゼント!
DJs:RIGBY IKEROCK Transportation!!! MCKosuke Kung-fu-Irie SpecialDJ:Mitch ISHIGAKI SpecialLive:Iries
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?