20230205
『あしたのジョー2』12話、「吹雪の夜・・・その果てしなき戦い」を見返した。大雪の大晦日、「無冠の帝王」カーロス・リベラとの大一番。カーロスの秘密兵器、ノーモーションからの高速パンチに苦戦するジョーはコーナーへ戻って「きれいに光りやがった…」と呟く。さらに続くラウンドで「見えたぜ…光だ…光が飛んできやがった」と微かにカーロスのパンチを目で捉えてついに防ぐことに成功する。きっとジョーの目には、光のように速いカーロスのパンチそのものではなく本当に光が映っていたんじゃないかって思う。隠喩はそこにいながらもう一つの世界を生み出してくれる。