20230124
昼間外に出たら意外と暖かかったけど、夕方になって途端に風が強まって寒波の到来を肌で感じた。ふだん、何も疑わずに気圧や前線、寒気や暖気のある世界に平然と暮らしているけど、目に見えないものをその最中で感じるとそれが本当にあるんだと改めて思った。夕方、図書館の自習室に行った。よく通っていたベローチェが値上げしたので最近また利用している。『1Q84』を読み始める前にサイモン&ガーファンクルの”Scarborough fair"を聴いてーーーヤナーチェックの『シンフォニエッタ』を聴くべきだったーーー自分なりに雰囲気を作った。原曲も幻想的だけど、対位法的に重ねられた詠唱によってさらにその深みが増しているように思う。ようやく『1Q84』を読み終えた。ほぼ作品の時間の移り変わりと同じ速度で読んできた。タマルが孤児院で出会った「ネズミを取り出す」子どもと、牛河とふかえりの出会いが印象的だった。今日でまた歳を1つ重ねた。