20230201
風が強く吹いていたけどそんなに冷たくない。うっすら春の兆しを感じる。花粉の到来も感じる。パブロンの鼻炎薬を買いに行かないといけない。月が変わったことを認識しているかのように季節が移り行くことがたまにある。たしか一昨年の夏も9月になった途端急に涼しくなった。夕方、図書館の自習室に行った。自販でコーヒーを買おうと思ったけど財布の中に1万円札と5千円札しかなくて買えなかった。部屋に入るとちょうど窓から西日が差し込んできていて、放課後の教室を彷彿とさせるような空間だった。前に座っていた人の机の上に電子辞書が置かれていたのも、余計学生時代を思い出させた。『ビリジアン』(柴崎友香)を読み進める。窓から見える夕陽の輪郭が妙にくっきりと浮き出ていて周りの空が淡い赤紫色に染まっていた。