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破局の時に脳内に流れるのは、いつも「あの素晴らしい愛をもう一度」
あの時 同じ花を見て 美しいと言った2人の
心と心が 今は もう通わない
恋人、友人、同僚、音楽仲間、その他いろいろな人間関係において、破局を迎える度に、
脳内で自動再生されるのがこの曲のこのフレーズです。
古い曲ですが、なんとも別離の切なさが表れていて沁みますね。。
いろんな人とのすれ違い、別れのシチュエーションが混ざって蘇ります。
🚞
関係が修復不可能になり、今日でさよなら、という日。
クレープを買った彼が、いつかのように
「ひと口、いる?」
と聞いてくれたけど
「ううん、いらない」
初めて聞く自分のあまりに冷たい声にびっくりしてしまう。
そのまま無言で、恋人だった時よりも50㎝ほど離れた距離を保って、ぎこちなく駅まで並んで歩いて。
歩くスピードがいつもの半分くらいになっている彼から、名残惜しさを感じてくれていることが伝わって来たけれど、正直鬱陶しさを感じてしまい、速度をわからないくらい少しずつ上げようとする。
心が凍っている。
ああ、、こんなにも私は変わってしまったのだ。
「それじゃあ、元気で」
「お前も、元気でな」
電車のホーム。遠くから見送る。
発車のベルで漸くこれが本当の終わりなのだと実感して、突然涙が溢れ出す。
🚞
何の涙だったのか、時々考えるけれど、今でもわからない。説明できない。
強いて言えば、喪失、でしょうか。
愛のようなものを探して、求めて、失われると涙する。
生きていくとは、この繰り返しなのかな。
だとしたら、この歌とはまだまだ長いお付き合いになりそうです。
🌹
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