創作のかけら:「N星の知育玩具」
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「ものすごく綺麗でしょ、そのビー玉。ここにそのビー玉を入れてね、ひとつずつ光速でこの金属板にぶつけるんだ。そうしたら+と-に分かれるの。そうそう。とってもきらきら光るでしょ?花火みたいだよねぇ。で、ある程度+と−が溜まったら、さっき作っておいた惑星に振り撒く。それで観察するんだ。どれくらいの確率でもとの片割れに出会えるかどうか。それと、出会えたらその時何が起こるか。データを取るんだ。
あ、そうそう、あの青い未開の星にもあるよ、この装置。笑っちゃうくらい大きいし、一回使ったら次に使えるまでものすごーく時間がかかっちゃうらしいけど。まあ、まだあの星の技術じゃあれが精一杯だね」
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仮説。
すべてはマトリョーシカだとしたら🪆
当たらずとも遠からずだったりしないかしら?
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