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「牧師夫人の徒然なるままに」(八八三)「女性に対する教えは時代をこえる?」(Ⅰテモテ2)
今の共同住宅に引っ越した初期の頃の事です。くじ引きで当たってしまい、自治会の役員になりました。役員会の初回では自治会長選がありました。これもくじ引きでした。役員はほとんどが男性でしたが、私の他にもう一人女性がいました。そして、そのもう一人の方が会長のくじを引いてしまいました。
その方の困り切った顔を見て、私は思わず意見をしてしまいました。「会長さんはやっぱり男性にお願いした方がいいと思います。会の運営もその方がうまくいくと思うのです」
これはもう十年以上前のことです。その時にはほかの男性委員も納得してくださり、男性が会長に再選出されました。しかし、時代は急速に変わりつつあります。恐らく、今同じことを私が発言したら、皆さん唖然となさると思います。今年のわが自治会の会長さんは女性です。
先日テレビで、歌手の竹内まりやさんの特集がありました。彼女は「夫の達郎(山下)は優れた人ですから、私は自分の事よりも彼の仕事を優先して支えます」と堂々と話されました。ああ、現代にも、そんな考えの人がいるのだと、妙に感動してしまいました。思えば、竹内まりやさんは、ほぼ私と同じ年代です。やがて「老兵は去るのみ」かもしれませんが、妙に感動しました。
安食道子