最近のソシャゲ、見た目の割にストーリーが地獄すぎる。
ビジュアルの割にストーリーが重くないか?
どうにも最近はこの意見ばかりが頭によぎる。
というのも、令和に入ってからは語るべきソーシャルゲームが山ほどあり、それも一言では言い表せないほどの魅力がたくさんつまってる。
そして「キャラクター達」、自分の勝手な予想だがおそらくほとんどの人がその素敵なキャラクターの姿に魅了されてゲームを始めたって人がほとんどじゃないだろうか。「この子かわいい!」とか「えっこいつめっちゃかっけえ!」とか「ふとももえっちだ・・・」みたいな感じで。
だが最近改めて思う、キャラクターに釣られると地獄をみるんじゃないかと。
もちろん、キャラクターが魅力的なのはとても大事なことだと思う、これが全部ポリコレ配慮されたキャラクターとかならだれも遊ばなくなっちゃうだろうからね。
だが見た目とストーリーが釣り合ってなくないか?
この疑問を感じるのは自分だけなんだろうか、洋ゲーばっかやってるとどうしてもそう感じちゃうのだろうか。もしかして自分の中でソシャゲと言えばFGOやモンストやデレステや艦これみたいな数年前のもので止まってるからなのだろうか。
そう、キャラクターの見た目が明るいわりにストーリーがやたらと暗いのである。
全部が全部明るいというわけじゃないが、それでもかわいいキャラ、きれいなキャラ、美しいキャラ、かっこいいキャラ、揃いも揃ってなぜかみんなやたらと暗いストーリーが多い。というか世界観がやたらと暗い、雰囲気は明るいモノとしてもだ。本当にビックリした。今どきのソシャゲはこんなにもストーリーが重厚すぎるのかと。
これが本当にウンザリするし辛く感じる。アニメやドラマにも同じことが言えるけどキャラ目的でゲームを始めたら地獄を見るね間違いなく。自分もキャラクターが気になって調べたら「嘘だろ・・・」という経験が何度かあるし、しかもほとんど右下がりな意味で。かえって知らない方が良いこともあるのがこんなにもあるとは思わなかった、なんせ勝手に調べて勝手に落ち込んでるのだからなおさら辛いものである。「ビジュアルもあかるいしきっとストーリーも明るいんだろうな!」と思いあがった矢先この様である。
いろんなソシャゲのストーリーの「暗さ」を調べてみよう!
どのソシャゲもみんなビジュアルは良いものだ。
だがストーリーは?
キャラクターのビジュアルに魅了されて始めたゲームのストーリーが実は辛辣でしたとか絶滅寸前でしたとか地獄でしたとか、そんなの辛いでしょう?
え?そんなの慣れてる?それは良いけど俺が辛いんだよ!!
ということで色んなソーシャルゲームのストーリーを調べて、それが「明るい」か「暗い」か考えてみた。
なお、私が遊んだソシャゲは「学園アイドルマスター」しかないのであしからず、ごめんちゃい。でもどれも魅力的に感じるよ、うん。
アークナイツのストーリーは暗い?
結論、めちゃくちゃ重い。
雰囲気からなにもかもが暗いと分かるこの作品。
鉱石病という病気が蔓延し、社会的な格差や差別、戦争、そして絶望が立派描かれている。
具体的には、鉱石病の感染者を疎外そて差別してたびたび戦争と抗争を起こし、多くのキャラクターが悲惨な過去や苦難を抱えて敵味方平等に死ぬ。
作者はどうやら地獄を作るのがお好きなようだ。
しかしながら、アークナイツのストーリーはただ暗いだけでなく、希望や友情、仲間との絆といったポジティブな要素も含んでいるという点。
100人見たら100人が鬱ゲーの世界だろと口を揃えるような末期で陰鬱な大地の上に立って、それでも諦めず抗い必死に生きていく人達の軌跡を追っていくシナリオだと思ってる。
だがストーリーが暗すぎることに変わりはないので「好みなビジュアルの子がいたので初めてみたら、死んでた」ということが無いように注意すべきである。
アズールレーンのストーリーは暗い?
結論、やや暗めという感じ
アズールレーン自体が第二次世界大戦を背景にしたゲームであり、戦争の悲惨さや艦船たちの運命が物語の中心にあるため、あのなにかと色々と主張がでかすぎるビジュアルと違ってけっこう暗い面が出ている印象がある。元々戦艦を擬人化したともなれば、こうなっても仕方ないのかもしれない。
特に特定のイベントストーリーでは歴史的な海戦や艦船の沈没、そしてそれに伴う悲しみや犠牲が描かれることになる。
なんならアニメ版だとBADENDが確定しているらしい。怖すぎ。
それ以外にも、多くの艦船キャラクターに過去の戦闘経験や個々の悲劇が設定され、戦争の悲惨さが立派に描写されることになる。
だがめちゃくちゃ暗いかといえばそんなことはない。
指揮官として彼女たちと共に様々な困難を乗り越え、絆を深める過程を楽しむことができるし、少なくとも明るく、希望に満ちた雰囲気を持っている。
それ以外にも、キャラクター同士の軽いやり取りや日常生活の描写がきちんとある。
見る人によって印象は大きく変わるが、全体としてバランスが取れているだろう 明るい:暗い でいえば 4:6 くらいの割合か?
ウマ娘のストーリーは暗い?
結論、振れ幅あり
競馬を元にしている以上、ウマ娘一人一人に立派なストーリーがある。
明るく希望に満ちたストーリーがあれば、感動的かつ重厚なのもあるし、史実に基づいたストーリーだってある以上、悲しみや喪失感を伴うこともある。あるキャラクターが夢を叶えるために他のキャラクターの夢を犠牲にしなければならないシナリオや、現実の競走馬の歴史に基づいた悲劇的なエピソードも存在するため、一部の人には「暗い」と感じてしまうものがある。反対に、ウマ娘たちが目標に向かって努力し、仲間との絆を深める様子や、成功を収めるシーンも描かれているため、史実があってみんな等しく愛が込められていてストーリーが重厚なことを踏まえると、一概に暗いとは言い難い。
トレーナー(あなた)がどの娘に共感するかでストーリーが明るいか暗いかが大きく左右されることになるだろう。
「なんだこの娘・・・w」→「ストーリー良かったなぁ・・・」→「史実を調べて号泣」ってことになるだろうから、涙ふきを忘れずに。
ブルーアーカイブのストーリーは暗い?
結論、表向きは明るいが暗い
ビジュアルに釣られると痛い目にあうぞ
学園都市「キヴォトス」での学生たちの青春や友情、成長を描いたエピソードが豊富で、希望に満ちており、癒しや共感を得られる部分も多い・・・。
が、その実態はテロ活動や人種差別、権力の乱用、格差社会、如として現れる殺人、死、裏切り、抗争、自殺未遂、等々これの何が青春なんだよという高校生に恨みでもあるんかというくらいシナリオがやたらと重い。これがストーリーを「暗い」と感じさせる要素の一つでもある。
しかしそれに対抗するようにキャラクターの成長や友情、希望を描いているため、バットエンドを全力で殴りに行くストーリーといった感じ。
どのキャラクターとの関係性に共感するかによって暗いと感じるかは大きく異なるだろう。
NIKKEのストーリーは暗い?
結論、重い
ガッツリ人類がジリ貧のSF!お話が重い!設定がエグい!!!チュートリアルキャラが死ぬ!!!しかもガチャ画面にずっと居るしストーリーにもガンガン絡むし殺したのは主人公だし主要キャラ達のトラウマになってるしでずっとダメージ負うやつなの本当にひどい。
終末ものとか分の悪い戦争とか人類と非人類の確執の方をディストピア的にまとめた世界観。ニケたちの抱える過去や現在の困難、そして人類と非人類の関係性などが深く掘り下げられているため、ストーリーは感情的に重く感じられる。なんならニケの設定からしてものすごく重い。誰かが救わなくちゃいけないんだけど主人公がそれが出来ないというディストピアのお手本みたいな世界。
これこそまさにビジュアルに反して重いと言える。
NIKKEのストーリーは単なる美少女ゲームではなく、シナリオの深さと重さが特徴的であり、それがかなり魅力的な要素といえるだろう。
原神のストーリーは暗い?
結論、明るいし暗い。
つまりは全体で見れば平均といったところ。
特にメインストーリーでは重いテーマや暗いシーンが多く含まれることが多い、というか大体の作品はそんな気がする。例えばとある章では美少女いじめみたいになってたりマップに戦況を載せて追い込まれてる実感を持たせたり気球から時間をかけて絶望的な光景を見せつけたり一部のキャラクターの過去やストーリーがやたら重かったり・・・
しかしこれは特にメインストーリーの進行や特定のキャラクターの背景に焦点を当てた場合であること。逆に、キャラクター間の交流や世界観の広がりに注目すれば、ストーリーは面白く、救いのあるものとも感じられるである、暗い要素があるからこそ物語としての出来が良いから評価が高いともいえる。
結局はプレイヤーの受け取り方が大きく変わる作品じゃないだろうか。
ゼンレスゾーンゼロのストーリーは暗い?
結論、前向きにやや暗い
これはつまりどういうことなのか、結局明るいのか暗いのか。
なんというかこれは物語の表と裏を見るかで大きく変わるというもの。
つまりこのゲームの裏では数万人〜恐らく国の人口分単位で犠牲者が出てるし大災害の影響で人間が化物になってるし後遺症で重度の認知障害にもなってる描写あるのに対して、そこまで絶望的な空気や重そうな感じが出てなくて、「もう過ぎたことだし元気にやるかぁ!」って形でゲーム内では明るく頑張っているという点。
要は暗い過去もあるし世界観も終末世界だし、けど明るく頑張ってるよという見方でストーリーが変わるというもの。全体として見ればバランスが取れている。
Limbus Companyのストーリーは暗い?
結論、陰鬱暗黒靉靆慵げ
(いんうつあんこくあんたいものうげ)と言います。つまり非常に暗い。
アークナイツから鉱石病と天災と差別を無くした代わりに、アークナイツの組織を全部タチ悪くして貧富の差をより激しくしたようなゲーム、アークナイツと同レベルという時点でまず地獄確定。ディストピア的な「都市」を舞台にしており、そこで貧富の差、企業間の競争、そして個々の囚人が抱える罪や過去のトラウマが描かれる。各章ごとにキャラクターの深い闇や苦しみ、彼らの罪と向き合うプロセスが描かれ、物語全体に重いトーンが漂っててるのが特徴。
悪趣味なほどNPCが死ぬし、キャラの死自体をゲーム的なギミックにしてる部分があるし、なんなら無限に殺しても生き返らせられて戦わされるという
制作者は人の心を金庫に三重にして封印したようだ。
しかもここまで書いておきながら性的なものは一切出てこないというのも面白い。重い描写に性的表現なぞ一つも必要ないということがよく分かる。
このようにキャラも雰囲気も世界も何もかもが明らかに暗いソシャゲだが、その暗さが物語の魅力であり、沼にハマる人が多いのだろう。
学園アイドルマスターのストーリーは暗い?
結論、もはや明るい通り越しておおいぬ座のシリウス
正直上記までのソシャゲが暗すぎるだけな気がする。
それはともかくこの作品は本当に明るい、マジで明るい。
ゲームの舞台がアイドル養成学校ということもあり、青春感あふれるストーリーで愛があり、歌やダンスを通じてアイドルとしての成長を目指す過程は、ポジティブな要素が強調されている点が実に素晴らしい。
もちろん暗い部分もあるにはあるが、このゲームはそれを踏みつぶして明るくするような光がある。しかも最終的には希望や友情、努力が報われるというメッセージが中心になっているため光に満ち溢れている。
というか世界観からして明るい、他のゲームが葬式会場すぎる雰囲気のため学園アイドルマスターはもうマツケンサンバ。このゲームに曇らせは通用しない、明るさ9割、暗さ1割といったところだろう。もっともその暗さ1割も明るさに報われることになるが。
まとめ
見た目に反してどいつもこいつも暗すぎる。
これだけ並べて堂々と明るいと言える作品が学園アイドルマスターしかないのはどういうことなのか、自分の見方がおかしいのか、それともこれがあたりまえすぎて自分が変なだけなのか。
ストーリーが暗くなる理由としては、プレイヤーに深い感情的な関与を促すため、もしくは物語の深みやキャラクターの成長を強調するためかもしれまい。実際暗いストーリーのおかげて面白いと感じれる作品がいっぱいあるわけだし。
とにかく最近のソシャゲは暗いストーリーが多いということを覚えておくべきだろう。
キャラクターに魅力されてゲームを始める場合、必ず暗いということを前提を遊ぶべきである。
なんていうか・・・辛いね。