編集者からみた、原稿執筆の一工夫:3-2.「具体的な説明」は何をもって具体的というのか
「具体的」という解説もなかなか難しいテーマだと思いますが、ある程度やりかたはあると思っています。
・「数値」を明記する
距離や角度、回数、個数、などの数値を明記することで具体性が出るものは数値を明記する。
「30度の角度で3~5cm押す」など。
・「例」を明記する
パターンがいくつもあるので「適宜」などとしている場合は、例をいくつか明記するだけで、「適宜」を想像しやすくなる。あるパターンの想像ができると、他のパターンも想像しやすくなる。
・「感覚」を明記する
手技などは、手に伝わる感覚を明記するだけで、よりわかりやすくなる。
「針を1cmほど進めると、プツっという感覚がある」など。
その他にも具体的な解説法はありますので、思いついたら随時追加していきます。