ファイナンシャルプランナー資格試験の申し込み方法と受検対策(FP3)
試験にもいろいろあるがお金の資格といえばこの資格、ファイナンシャルプランナー、ここで一般的な登竜門になるのがFP3級となるのでそのまとめをメモっておきました。
受験お申し込みの前に
事前に調べておかなければならないことがあります。
それは他の試験と違って団体が複数ある事、どちらから申し込めばよいのか、どちらの方が受験しやすい、合格しやすいのかを事前に調べておいてから申し込みしておきたいところ
FP協会ときんざい(金財)の違い
最初に混乱するのは受験対象になる団体が2つあるということ、FPならFP協会と思うのだが、きんざい?というものもあるらしい。
FP協会で合格した場合も、きんざい(金財)で合格した場合も、どちらも国家資格である「FP技能士」の資格であることに変わりはありません。
どちらで受験し合格しても、資格の価値に優劣はありません。
ということで団体で選ぶ必要はないことが分かりました。
学科試験問題は、どちらで受験してもその内容は同一です。
受験料と受験日程は、どちらで受験しても同じです。
違いは、
実技試験問題は、FP協会ときんざい(金財)とで違うことのみ。
厳密にはほかにも、合格証書のデザインが違う、受験会場が違うなどありますが、3級を最初に目指す人にとっては大きな違いはないです。きんざいの方が受験会場が多い(受験者数が多い)というメリットはあります。
出題範囲が違う
厳密にはどの試験範囲を選ぶかですが、個人目的の資産管理などを勉強したいならきんざいの方が良さそうです。FP協会は6分野の学習が必要に対して、出題されない分野があるのでそこを捨てることができる。という意味では個人目的であればきんざいの方がメリットはあります。
個人資産相談業務(きんざい)
資産設計提案業務(FP協会)
と思っておけばよさそうです。
難易度の違い
難易度だけで言うならば、FP協会の方がやや良い(易しい)という噂です。きんざいの方が難問が出題される例が多く、とはいえ市販の問題集の広さはきんざいの方が個人目的で受験する人が多いせいか充実してるので勉強はしやすいのがきんざいともいえます。
実際は過去問をどちらも見てから判断しても良いので、難易度に関しては実際は個人の判断が大きいといえる。
また出題される問題の数でいうならば、FP協会の方が多く、きんざいの方が少ない。これも簡単な問題を多数説く方が良いのか難しいけど問題数少ない方が良いのかの違いなので個人の判断になりそうだ。
ただ一般的には、FP協会の方が若干ではあるが合格しやすいという傾向があるようです。
それぞれの合格率
ファイナンシャルプランナーの合格するためには、いずれでも共通ではあるが、3級に合格するには学科試験と実技試験の両方の得点率が60%を超えている必要があります。
上記の通り、日本FP協会ときんざいの合格率を比較すると、学科試験・実技試験ともに大きく差があり、日本FP協会のほうが合格率が高いように見えます。
実際には学科試験は全く同じ問題が使用され、合格基準も同じであり、難易度に差はありません。
そのため、合格率は難易度による差ではなく、日本FP協会の受験者の方が学習レベルが高いということが言えます。
その理由は、きんざいの受験者の中には、金融機関に所属する社員たちが、会社での団体申込により受験しているケースが多くあり、十分な準備が整わないまま受検している可能性が考えられます。仕事で受験する人と個人での勉強する人との差があると思われますので、個人目的であれば、きんざいの方で良いとは思います。私もきんざいで申し込みます。
2級実技試験の違い
3級では飽き足らず、2級の試験も進みたい場合は、きんざい(金財)とFP協会とで、試験の傾向が大きく異なるので視野にある人はそこを見ておいても良さそうです。
申し込みの手順
今回は、上記でも説明しましたが、きんざいでのお申し込みの流れを記載しておきます。
申し込みから受験までの日取り
下記は、FP協会のものですが、日取りは同じなので張っておきます。以下の通り2023年春を目指す例でいうと以下の通りで年に3回受験できるということになります。
これに対して基本同じではあるがきんざいのスケジュールになります。
1)インターネット受験申請
「きんざい FP試験」などで検索するとすぐ見つかるはずです。
「https://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/apply/index.html」にある「インターネット受検申請」から申し込みができます。
2)受験申請(ユーザー登録)へ
3級はじめて受験される人はそもそもアカウントがないと思うのでユーザー登録してから受験申請する形になります。
3)アカウント作成
「新規登録」ボタンから作成します。
4)個人情報登録
上記新規登録で確認用メールアドレスを入力すると専用URLがメールで送られてくるのでそのURLの飛び先(下図)より登録します。
5)個人情報登録完了
名前や住所などを入力すると、すぐ登録完了画面が表示されます。その際に個人IDが割り振られるので8文字の数字をメモしておこう。
そしたらログインボタンを押してそのまま今発行されたIDもしくはメールアドレスとパスワードでログインしよう。
6)ログイン画面
2023年05月28日試験分(第144回)の申請受付中です。となってるのでこれを申し込もう。
7)受検申請に関する注意事項
第 144 回 FP技能検定を選んだら次は各種注意事項が書いてあるのでチェック「承諾する」をしてって、次に個人情報登録の再確認画面が出るのでそのまま次へ、修正がある場合は修正して次へ進みます。
8)受験申請の申請区分選択
これは見たままですが、個人受験するのか団体受験するのか、今回は個人的な受験なので個人申請を選択します。
9)受験種目の選択
今回受験するのは3級なので3級を選択します。学科は選択肢はない共通なので選ぶ。実技は選択制なので、個人資産相談業務か保険顧客資産相談業務のいずれかから選びますが、今回私は個人資産相談業務を選びます。保険も気になるのですが直接的に自分の資産の知識を深めようと思ったので。
ざっくりいうと「個人資産相談業務」は狭く深く、「資産設計提案業務」広く浅くといった感じのようです。免除はないので未入力です。
学科種目F31(FP技能検定3級 学科)
実技種目F62(FP技能検定3級 実技(個人資産相談業務))
10)受験地の選択
受検地で会場を確保できず、選択された受検地の試験会場が都府県境をまたいだ周辺都市になる場合があります。あらかじめご了承ください。誤植があるようですが、最寄りの地域を選びましょう。「過去の実績地」参考に。
11)受験手数料に関する注意
なんやかんや書いてありますので進んで確認して支払い手続きに進みます。
12)クレジットカードで支払う
支払い方法を選択のうえ、お支払い手続きを行ってください。
お支払い金額合計 ¥8,107
13)申請完了
クレジットカードでの申請が通れば元のページに戻ってきて、受検申請完了しましたの画面が出てきましたら完了です。
14)受験申込情報の確認
申し込み完了画面にある「基本メニュー画面へ」をタップするとトップページに戻ってきますのでそこに申し込み情報一覧に今回の申し込みが入っているか確認しましょう。入っていたら終わりです、必要な受験対策をして受検に挑みましょう。受験者数はものすごく多い資格試験なので、テキストや問題集は多くありますので、近くの本屋さんか、下記で紹介しているAmazonなどで購入しましょう。
ファイナンシャルプランナー3級の勉強法
基本は度の資格でもそうですが、過去問が市販で発売されているのであれば過去問をやるのが一番です。過去問の前にそもそもの仕組みを勉強するために教科書とセットで買うのがセオリーといえるでしょう。
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みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2022-2023年 [学科・実技に対応 スマホ学習対応 オールカラー] (TAC出版) (みんなが欲しかったシリーズ)
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基本は、ひとつ目の教科書と、ふたつ目の問題集だけで問題ないとは思いますが、不安な方は、模試問題も買って力試ししよう。
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