学習してほしいのはそこではなくて

結婚後に購入した洗濯機にガタが来ているので、買い替えるべく家電量販店にて夫婦そろって検討をした帰途の話。

洗浄力重視で風乾燥の現行機の後継種でいくか、完走力やコスト、作業効率などを重視してドラム式の感想まで一貫タイプに買い替えるかの2択にて。

私「風乾燥はやめよう。」
奥さん「どういうこと?」
私「選択後に風乾燥で3時間もかかったら、干し忘れる自信がある。万が一、君がミスっても俺は叱ることはないけど、俺が忘れた場合に君に叱られる未来しか見えん」
奥さん「たしかに(苦笑)」
私「(奥さんの口調イメージしつつ)『これじゃ頼んだ意味ないよね?』『私が最初から最後まで全部見てないとダメなの?』『ありえないんだけど。全部やり直しして』『どうしたら、こういうミスなくなるの。これで何回目?』」
奥さん「言いそうだわ。(納得)」
私「知り合って10年以上になればこれくらいのことは学習するぜ(自信満々)」
奥さん「学習してほしいのはそこじゃないんだけどね」
私「俺、言語野性能はわりかし高いから短時間学習できるしアレンジも自由自在だけど、相対的に認識野は低いから、『時間をおいて後で何かやる』なんてーのは典型的に苦手なんだよね。特に同時並行処理になると気づきが鈍くなる」
奥さん「これから育児でますます同時並行処理増えるんだけど」
私「いかに言語野処理に変換して寄せるかがカギなんだよね。ただ言語野から認識野は簡単なんだけど、逆は難しいんだ。ここはひとつ、君に『叱ってもムダ』ということを学習していただいてですな・・・」
奥さん「(即座に)そのお願いを私にしてもムダということを学習してね」

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ハナー
CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。