ACF理論2013

ACFとはアタック、アサルトのA、カウンターのC、フェイク、フェイントのFの頭文字を並べたハナー独自の「勝負事における理論」である。まあ、「ジョースター家に代々伝わる戦闘の心得」みたいなものか(笑)。

相手のモードがA(攻撃)かC(反撃)かF(虚撃)かを見抜き、ジャンケン関係にある自分のACFを繰り出すことで優位に立とうという考え方である。

Aは主に直線的な攻撃行動を示す。もっとも最短の直線距離的に自分の勝利条件を満たす、相手の敗北条件を確定させる行動であり、王道本道正統派なモードだ。「突撃」「突進」はこれに属する。

Cは相手の行動を契機に、その力を利用して反撃を狙う行動になる。どちらかというと消極的で後の先狙い。「伏兵」「罠」はこれに近い。

Fは何かをすると見せかける行動である。そのまんま「陽動」「囮」のことだ。

で、AはCに不利、CはFに不利、FはAに不利というのがACF理論である。これで9割終わりだ(笑)。<以上3つのどれでもないものとしてG(ガード)が入ったりすると応用編になりますが今回は省略。実はガード(後退防御)がないと格上にはなかなか勝てないので重要な要素ではあるんですけどね。とはいえGはCに結構含まれてしまうのでなくても大丈夫。>

突進すると落とし穴にはまる。相手を見過ぎるとフェイントに引っかかる。無駄な動きをしてると直接打撃への隙となる。というわけだ。

このACFのモードは戦闘中に瞬時に切り替わっていくので、相手の切り替えタイミングや流れにも配慮が必要がある。また、最後の止めは必ずAになる。Cは負けない状態は作れても勝利を手にするにはAに切り替える必要があるし、Fに至っては単なる崩しの動作なので、それを決めるだけでは相手に致命傷を与えられない。

例によって我が家の将棋の事例で恐縮だが、守備重視の父はCが主軸の棋風。攻撃的な母はAが主軸の棋風。色々あってひねくれている私(w)はFが主軸の棋風である。

と、まあこんなことを考えていることもあります。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。