相手の言い分を使った反撃事例
相手方は「不正行為はなかった」「付近に人が多数いる状況で不正行為があったというハナーの主張は不自然だ」と言ってきた。ぬけぬけと言ってきた相手方に呆れたが、不用意な発言には手痛い一撃を返す主義だ。(笑)ということで、以下返信の素案。
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なるほど、「不自然なことは疑わしい」という貴殿の考えに完全に賛同します。両者が賛同する「不自然さは疑わしい」という目線でもう少し見てみましょう。
まず貴殿の主張による「不正行為はなかった」という主張根拠は「不自然さ」のみですね。
一方、「貴殿からハナー側への度重なる不正行為があったというハナー側の言い分の根拠は「貴殿からハナー側への詫び状やメール」を大量に提示した通りです。
さて、「不正行為はなかった」と仮定すると、貴殿がハナー側に対して不正行為を認めた詫び状やメールがなぜ存在するのか?という「より大きな不自然」が生じます。貴殿の主張によると「不自然なことは疑わしい」でしたね。ならば「不正行為はなかった」と言う仮定に無理があるとみるのが「自然」です。
一方、「不正行為があった」と仮定すれば「大量の証拠の存在」は自然に解決します。また、貴殿が指摘する不自然さについても自然な説明が可能です。常識のある人間が見れば不自然で不合理なことでも平気で行うのが「犯罪者」です。今回の主張も「犯罪者が少しでも罪を軽くしたい」という表れだとすれば自然なことになります。
要は「不自然さ」を主張根拠とするなら「大量の証拠」について不自然にならない説明ができますか?ということです。貴殿にとって都合よいところだけで不自然さを適用されないように。この自然な説明は理解できましたか?
論理学をかじる人なら大半がご存知の通り「相手に立証責任を背負わせる」のは正攻法というか「基本のキ」である。
「不正行為はなかった」など「ある事象がなかった」というのは「悪魔の証明」であり、「不正行為があったというなら立証して見せろ」と
相手方が迫ってきたのは、戦術における「各個撃破」と同程度に正解である確率が高い。
・・・相手が「従来レベル」で収まっていればだが。
相手方に質量ともに充実した豊富な証拠がある場合、立証責任を迫る行為自体が「火に油を注ぐ」行為となる。
だって、立証責任を迫られるまでもなく、「そこを争点にしたい」と思っているのだから(笑)。
「手ぐすねを引き待ち構えてるところに、飛んで火にいる夏の虫」である。
逆に言えば「なかった」という主張は「主張根拠を一切出せない」とも言えるわけで。
いわば「絶対零度」と同様に限度があるのだ。
一方で質量ともに豊富な証拠は「高温に上限なし」なわけで、ハナから比較にすらならないわけで。
ちなみに各個撃破が正解にならないレアな状況は、たとえば相手の兵糧が少ない状況や何らかの罠を仕掛けた状況などだ。
兵糧攻めしてる相手の兵力を中途半端に減らすべきではない(無用な被害を増やすだけ)。
何らかの罠に誘導したい場合も下手に刺激しないほうが良い(むしろ誘導が失敗する確率があがる)。
ご参考までに(?)。
CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。