「1万人くらいが自害を考える状況であんたは自害しない」と言われた考え方

■薬を使わない精神科医「抗うつ薬は“症状”を抑えるだけで、うつの原因は治せない」
(週刊女性PRIME - 2016年11月20日 13:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=4302680

*************************************************************

10年程前にストレス耐性で異常値が出て、表題のようなことを医学博士に「言われたような気がする(!)」私の考え方を記事にツッコミする方式で。

*******************************

>>うつになる人は、うつになりやすい生き方や考え方をしている
 うつには、人それぞれ、さまざまな背景があります。
「うつになるのは、いまの生き方ではつらいというサインです。職場に原因があるのに無理に仕事に戻るようにプレッシャーを与えれば、やはり悪化してしまいますよね。いったん仕事を休むことになっても、家族の方はいまは休む時期と、おおらかに受け止め、焦らずじっくり向き合うことが大切です」
>>しかし、それは多くの人が経験することでもあります。大事なポイントは、“うつになる人は、うつになりやすい生き方や考え方をしている”ということなのです。

⇒ほぼ同意。会社の仕事の関係でつぶれた同僚を何人も見てきたし、相方などの「考え方」を変えようと取り組んでいる真っ最中である。そうなる考え方は夢見も悪くなるので、人間の回復手段の最善手である睡眠での回復の質も落ちてしまうので大変だ。

>>プレッシャーやストレスを解消して、自分のやりたいことをしている人はうつになりにくいとのこと。もし、以下の「うつの原因になりやすいこと」に思い当たるフシがあれば、ぜひ解決の糸口にしてください。

⇒厳密には自分のやりたいことを周囲と折り合いつけながらやれていることが大切かなと。単に「やりたいことをやる」だけだと周囲との軋轢という新たな火種が生じ、ストレス源になりえるので。ここの調整能力もほしいところ。

>>うつの原因になりやすいこと
■親子関係
■仕事のストレス
■まじめで頑張りすぎる性格
■夫婦関係
■目標を失う
■生き方に自信がもてない
■誰にもほめられない
■人と比べてしまう
■不規則な生活


⇒大量の原因事例が並んでいて「恐らくそうなんだろうな」と大まかに同意する。私自身は原因に当たるような「状況になる前に状況をクリアするか逃げ出すかする」のであまりよくわからない(笑)。

まず、私なりの考え方だが「自分」「相手」「環境」の3つの領域を考える。んで、自分の領域で最善を尽くせるかどうかを基準にする。自分以外の領域については感想程度にする…これで終わりだ。

楽観的というのは性格由来ではなく「考え方」だ。問題や不幸なことが発生したら。上記の3つの領域で考える。自分の領域、権限にあることなら最善を尽くして解決を目指す。だが「相手」「環境」の領域の場合、自分ができることは限られる。

「相手」領域の問題なら自分ができるのは相手に伝えて動いてもらえる可能性を上げるまでだ。たとえば自分が好きな異性への働きかけは自分なりに相手の好みに近づけるように努力するとか思いを伝えるまでしかできない。その先、相手が自分を気に入ってくれるかどうかは「相手の領域」だから正直どうにもならん。どうにもならんことをどうにかしようとすると「ストレス」になる。私に言わせればストーカーというのはストレスを追いかけている連中だ。

「環境」に由来する問題も同じだ。たとえば人はいつか必ず死ぬわけだが、そんな無駄なことで悩むのはもったいない。むろん早く死にたくはないので健康には配慮して努力はする(自分の領域だからね)。ただ、「死ぬこと自体」については悩んでも仕方がない。

要は、自分の領域にあり解決できそうな問題ならばあきらめずに自分の限られたリソース(大量や時間、知識や金銭)を集中投資して解決する。逆に解決不可能な問題はとっととあきらめるというか優先順位を下げる。その見極めだ。課題が発生した時点でこれを行うことで「課題が発生した瞬間のストレスのみ」ですむ。継続ダメージが発生しなくなるわけだ。これで快適な人生を得られる。

ちょうど私の仕事である「内部監査のリスク管理」や私の趣味である「将棋の持ち駒投入」とほぼ同じ感覚だ。すべての問題に対応するのはたしかに理想だが、現実にそれは難しい。となると優先順位の高い問題に戦力を集中するのは至極当然のことだ。緊急性や影響度の大きさもさることながら「そもそも解決できる問題、投資に意味がある問題に絞らなければならん。逆にストレスになりやすい人は「そもそも解決できない問題に突っ込んでいる」ように見える。

世の問題の9割は人間関係であり、その大半が敵ではなく味方との意思疎通不全にある。

「自分のやりたいことを主張すると他人とぶつかるじゃない」と相方には言われた。

基本は『言う』か『言わない』かの2択だ。不満が募るくらいなら言い方に配慮し、TPOは見るにしてもサッサと伝える。その結果生じる軋轢は確かにあるが、解決すべき問題の表面化だ。発生した問題を話し合いでつぶしていくのは人生を前向きに生きるために必要なことだ。気を使うべきは言う内容以上に「言い方」だったりする。

一方で言わないと決めたらそれに関しては不満を持たず一生言わずに墓場まで持っていくのが良い。と言うか、言わないと決められる時点でそもそも大した不満ではないので墓場まで持っていく前に忘れてしまうものだが。言わないと決めた時点でそれはストレスではない。逆に言えば、「言わないことをストレスと感じる」ならば何はどうあれ相手に言うべきことなわけだ。

問題の発生を恐れるのではなく、その問題を抱えて、問題が手に負えなくなるまで成長することをこそ私は恐れる。

私もあなたも遅かれ早かれ、慌てずとも終わりが来る。だったらストレスすら含め「すべての変化」を味わい尽くして楽しんでやろうという発想が…目指している理想です。(人の生き死には流石につらいけど、自分の死はぜひ笑いに変えたいし、最後にギャグを遺したいと思っています)。私は「逆境にめげない自分が好きなナルシスト」「苦境にあってこそ生きてる実感を感じるマゾヒスト」なわけです。

そんなわけで問題が発生しても早いうちに解決するか、あきらめるかを決めるのでほぼストレスにはならないという考え方でございました。

(考え方には個人差があります。価値観は千差万別十人十色多種多様です。用法容量を正しく守って自己責任にて用いてみてください)

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。