格上との戦い方 フィギュアスケート版
最近ご無沙汰していた「格上との戦い方」だが、もっぱらタイマンに絞って書いたものばかりだった。
タイマンではなく第三者が介在するフィギュアスケート編だとどう変わるのかについて考察を述べたい。
(最近古い記事にコメントをくれた方がいたので現状版を書いてみようかなと)
まずざっくりと「格上相手のタイマン」についてまとめると、
まず相手のペースを乱すのが第一、不利なのは当たり前なのでいちいち心折れずむしろ
ナルシストに「この状況であきらめない俺ってかっこいい!」として闘志を維持し「勝利をあきらめない視点をもつ」。
ノーダメージの勝利はまずありえないのでむしろ「どこをあきらめるか?」という「損切り、あきらめの視点が大事」。
出来る限り最善手でガードを固めつつも虎視眈々とガードの下で目を輝かせ「戦機」を伺い一発技や「切り返し」を狙う。
戦機は随所にあり相手より一瞬でも良いので早く対応すること、なるべく局面を複雑化して
不確定要素を増やすこと・・・ってな感じであった。
これが「フィギュアスケート」(例:公開討論)になると多少変わってくる。
フィギュアスケートではタイマンと異なり、「第三者への印象点」が勝負のカギとなる。
たとえば相手の弱点や急所に気付いた場合、タイマンなら自分で指摘し、容赦なく攻撃するわけだが
フィギュアスケートではもう一つ上の考え方が必要になる。
「第三者に気付かせる」のだ。
広告宣伝でいえば「押し売りの広告よりも知人からの口コミ」。
TRPGのゲームマスターの手法ならば「直接的なヒントではなく、間接的なヒントで誘導して気づいてもらう」。
当事者の指摘よりも自力で気づいた視点のほうが第三者の食いつきが良くなるのが人情というものだ。
タイマンよりも卑怯な手段は用いにくいのでより誠実なジェントルマンであることをアピールするウエイトが上昇する。
自分の可能性は主張し、相手の可能性は否定するなどの手法が通用するかどうかは第三者の能力によるので
第三者の能力や価値観をより意識し、刺激する必要がある。
・・・あれ、これは格上相手限定ではないな(笑)。
まあ、フィギュアスケートで不利な場合、「その不利な事実すら武器にして」第三者の情に訴えるのが
タイマンよりも有効になりやすいくらいか。タイマンに比べると第三者が介在する分、各上に勝利するのが難しくなるのは間違いなかろう。
まだ示談交渉(タイマン)でなんとかすべきであって、調停や裁判(フィギュアスケート)になると格上にはまず勝てなくなる。
格上が理路整然と「圧倒的な物量の証拠」を「的確なロジック」で展開してきたら打てる手は極めて限定的で
「損切り」「ダメージの軽減」「遅滞行動」くらいしかないのだ。
読者の声>上手いこと相手の苦手分野でアピール出来れば、上手さが際立ち、より得点を稼げるっていうだけでは、弱いですもんねぇ(*/ω\*) 結局は、相手より大技が出来て、プログラム構成も高得点な構成を組めるのが強いって感じますが、実際はどうなんでしょうね(*/ω\*)
私の返信>結局は、相手より大技が出来て、プログラム構成も高得点な構成を組めるのが強いって感じますが、実際はどうなんでしょうね(*/ω\*)
これができる時点で「格上」だという(笑)。第三者が関わると大番狂わせは難しくなるというのが私の結論です。ゆえに「自分の正しさに自信があるならば公開討論大いに歓迎!」というわけです。
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