2015年11月神戸での式場選びの記事

2015年11月・・・そんなわけで相方と一緒に式場を探すためにハナーは旅だったのでした。

結婚式場選びでせっかくたくさんまわったので、その記録を記事にしてみました。まああまり他の人の役に立つとは思いませんが。


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神戸は全国でも有数の結婚式場激戦区で実際に見学させてもらった式場は上質で、スタッフの質も高く、本当にハイレベルの戦いでした。

私見では「異国情緒な港町」「地域として大都市圏に近く交通の便が良い」「山(緑)と海(青)のバランス」あたりが激戦区になっている理由だろうなと。

日本で「異国情緒な港町」と言えば他には横浜と長崎が想起されるが、横浜は山の要素が弱い気がするし、長崎は日本の中での位置としてはややつらいと思われる。(完全に私見だけど)

結局ちょうど10件を訪問して最終決定しましたが、行く先々で「そんなにまわってるんですか?平均訪問件数は1.8件ですよ」と驚かれました。いや、結構楽しかったんですよ。本来は式場を選ぶ手段のはずだったんですが、行く先々で発見があっておもしろいのでつい。


【相方が評価するポイント】
・チャペルがある(ヴァージンロード&パイプオルガン&ステンドグラス&鐘)
・無関係の客が紛れ込まない
・招待客にとって交通の便が良い
・天井が高い
「結婚式は報告と感謝の場所。招待する方々に失礼がないようにもてなしたい。」

【私が評価するポイント】
・ありきたりは大嫌いなので多少のはっちゃけを許してくれるところ
・専用エレベーターとか。専用と言う言葉の響きに弱い。
・自分たちが打合せに何度も行けるように交通の便が良いこと
「せっかく費用や時間を割いてきてくださるのだから、我々らしい独自のアイデアが既にある。他にはない趣向を凝らしたいので、それに対応できる力、提案力のあるスタッフ。『攻めの持て成し』をしたい。」

⇒2人の見解「他の客と鉢合わせない」「好き勝手したい」により「貸切」ができるタイプが有力と分かったのは後半になってからだったんだぜ(汗)。ホテルタイプにはどうしても辛い評価になっているのはそれが理由かなと終わってから判明。
いわゆるガーデンパーティやらデザートビュッフェも検討したが、呪いも占いも信じない私が唯一信じるのは私の相方が「雨女」であるということ。ゆえにガーデンへのこだわりは後半にはなくなっていた。


●まわった式場(回った順序に記録)
「専門式場」「ゲストハウス」「ホテル」を回ったがレストランタイプは我々は廻らず。

①アニヴェルセル「専門式場」
最初に行ったのがロイヤルブルーのバージンロードがあるアニヴェルセル。私の式場知識の基礎はここのプランナーさんから吸収したもの。会場は2つあるが貸切ゲストハウス方式で結構好き勝手出来る。チャペル見学を得て出る時にスタッフ全力のサプライズ演出で相方が泣かされる。本番じゃないってのに(笑)。とりあえず最初の基準となった式場。海が近いのは良いが、駅からの距離が若干気になる。スタッフ力は10件見終えた後でもトップクラスだと思う。

②オリエンタルホテル「ホテルタイプ」
ホテルならではの接客スタッフの質の高さ、高級感のある内装はさすがだった。バランスは良いが突出したものを見つけられず。三宮から徒歩7分なので立地は抜群。ホテルであるという宿命ゆえに「貸切でない点」が致命傷となりアニヴェルセルに軍配。

③メリケンパークオリエンタルホテル「ホテルタイプ」
海に近いカマボコ型の建物のほう。式場は海の魅力を存分に引出し、テラスでのガーデンパーティも期待させたが、どうせ雨が降ってどうにもならんと断念。アクアホールと言う水の上を歩くバージンロードが温かい昼間や夏場なら涼しげ・・・だろうけど冬場に見ると少し寒々しく感じてしまった。アニヴェルセルV2

④ノートルダム神戸「専門式場」
なんといっても大聖堂の明るさ、白さ、広さに圧倒される。披露宴会場も海を臨んで開放的で明るくきれい。VIPラウンジなどの設備も良い。駅から遠く、アクセスが若干悪い。プランナーの力の差で僅差でアニヴェルセル防衛V3。チャペルが特徴的なので気に入った人ならここはアリだろう。

⑤北野クラブソラ「ゲストハウスタイプ」
神戸の高台に導かれる式場。神戸の夜景を存分に生かした景観はピカイチ。夜の式を検討するならば十分選択肢となりえたんだが。山の上なので交通の便がどうにもならず。アニヴェルセルV4 とはいえだんだん苦しい戦いが増えてきたか。

⑥ラヴィマーナ神戸「ゲストハウスタイプ」
日本に居ながらにして得られる「海外挙式」のようなリゾート感覚がウリ。自然光のあふれるチャペルは実に美しい。いかんせんポートアイランドの南という立地が痛すぎた。空と海の青と木々の緑が映える。プランナーも施設のパワーに頼り過ぎてる感があった。天気が晴天ならばさらにパワーに期待できそうだが・・・。アニヴェルセルV5 私の相方が晴れ女だったらありえたかも。

⑦ルミエランジェ「ゲストハウス」
イルミネーションや光の演出が得意。ビジュアルは1番。いろいろやらせてもらえそうで、プランナーのアイデアも定型内では豊富。ブルーに光るチャペルの破壊力はかなりのものだった。いかんせんポートアイランドと言う立地が遠すぎた。また得意技が強いゆえに提案の幅に難が出た。アニヴェルセルV6 場所さえ近ければここも十分あり得たんだが。

⑧シーズンズ北野「ゲストハウスタイプ」
ゲストハウス型でその強みを存分に見せつける。現状日本で2つしかない「ランウェイ」という立体的なバージンロードでパリコレモデルのように高い場所を空中散歩できるのがウリ。また丸ごと貸切ゆえに様々な趣向を凝らすことができる(会場内にドラゴンボールを隠して探してもらうなどリアルダッシュツゲームや謎解き演出もやれる)。プランナーさんの提案力もダントツ1番で、ついに長年のディフェンディングチャンピオンのアニヴェルセルを上回る。シーズンズV1

北野と言う立地ゆえの雰囲気が良い反面、物理的な距離の遠さ+山道が気になる。シャトルバスでカバーするとのことだがどこまで戦えるか。

⑨エスタシオン「専門式場タイプ」
3階層吹き抜けぶち抜きの階段と踊り場を使った披露宴会場が映画のワンシーンのような演出が可能で私には最初高評価。新郎新婦専用の直通エレベーターの存在や待合室のラグジュアリー感、高級な調度品や豪華シャンデリアなど手を入れずとも十分なパワーがある。年季の入ったパイプオルガンも演出に一役買っている。ただ共通エントランスなのでどうしても他の会場の客が付近を通過するリスクがあるマイナスが響いた。またプランナーさんは世話好きな女性で対応型としてはよかったが提案型ではなかったのも地味に痛かった。
ほぼシーズンズと互角だが、同点防衛でシーズンズがベルトを守る。シーズンズV2


⑩セントモルガン教会「専門式場タイプ」
1日に2組と限定しているので鉢合わせがほぼないという形で弱点をカバー。個々のステンドグラス目当てにわざわざ海外から結婚式に来る人がいるという「『本物』のステンドグラス」が魂か。プランナーは若くて誠実で優秀。運営母体が貸衣裳屋ということで新婦の衣装が豊富(新郎はまあべつにどうでもよいのでw)すべてのレベルが高いのでこちらにお世話になることに決定した。決定打になったのはバランスの良さと今風に流されない「古式ゆかしい王道チャペル」でした。まあ挙式はそれでいいかなと。私がはっちゃけるのは披露宴で十分だ。

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まああくまでも私見であり主観中心なので、「ハナーはそんな見方をしたのか」ってなくらいで軽く流してくださいませ。おそらくどの式場を選んでも相応に完成度の高い式が開けるとは思います。不快な思いは一切せずに済んだのは運が良かったのか、レベルが高かったのか。

CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。