藤井4段30連勝ならずの時の日記「獅子搏兎」

2017年6月29日、元町にある神戸将棋センターに赴いた母と妹。母は「2段」と申請し、男性その1、その2に連勝。男性その3とはこれからというところで二歩で負けたと残念がっていた。

母「こちらが女性と言うことでうれしそうに指す人は指してて楽しいのだけど、ごく一部、なんとなく女性だからとバカにしたり、ナメてかかってくる人が居る。そういう人に勝つのが一番気持ちよい」

・・・もうすぐ古希になる母だが、さすが、なかなか「よい性格」をしている(笑)

なお、元町の教室も少年少女で大盛況だったようだ。やはり「藤井四段効果」なのか?

妹も指してれば、ある種母以上に目立つのだろうが、妹は「勝負士」向きな性格ではない。まあ致し方ないか。

実家の教室でも生徒さんたちが意気盛んにわが父母に挑んではあたら若い命を散らしていく(あくまでも比喩表現です)活況を呈しているそうで、実にありがたい。

「先生、負けてよ」

と言ってくる生徒さんはまだまだこれからだろうが。勝ち星は言葉でお願いするものではなく、努力と闘志と工夫と幸運などその他諸々で自力でつかみ取らねば意味が薄い。まあ気持ちはわかるが(笑)。


母は過去に長兄の親友(小学校6年生)と将棋を何度か指して、最終的に心をへし折り「将棋を指すのが怖い」と言わせた「前科」がある。母によると「自分も弱いから手の抜き方がわからなかった」とのこと。獅子搏兎とはこのことか。それを思えば母も丸くなったものだ。

藤井四段といえば林葉直子さんが「30連勝は難しい」と言う予言的中で注目されている。元一流の女流棋士だった彼女は三浦九段の問題の時も真相が不明な時点で「やってないと思うな」と予言したりしていた。偶然が重なったのだとは思うが、将棋ファンとしては次回以降の「予言」も注視されたい。

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ハナー
CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。

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