制御できない欲求は自分も周囲も不幸にする
■仮退院の2日後に女性殺害 遺族が国賠提訴へ「少年院の対応に問題」
(朝日新聞デジタル - 03月04日 14:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7323602
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少年法の理念は,非行のある少年を健全に育成する(少年に対し非行性を克服して,その個性に見合った成長発達を遂げさせる)ことである(少年法第1条,「児童の権利に関する条約」第3条,第6条,第18条など)。
公判では、少年が幼少期から矯正施設や少年院で長期間過ごしながら粗暴な傾向は改善されず、少年院の仮退院からわずか2日後に事件を起こした点が指摘されていた。
とのこと。この事件のように「更生が出来ていなかった」時点で与えられた刑罰に対する司法の判断に誤りがあったということではなかろうかね。
理想は更生なんだろうけれど、おそらく残念ながら一部には「どうあっても更生しない、できない」という人種が一定数存在すると思われる。彼らに更生の可能性を与えることと彼らが再犯を犯すリスクなどを考えると「下手に更生等しようとせずにこの世から去ってもらう」という判断をしたほうが非行少年も含めてWINWINになれるような気がするんだが。まあ何をもって更生不可能と判断するか?という基準設定の問題が新たの商事はするが、少なくとも本事件の少年のように「粗暴な傾向は改善されず」と書かれてしまうレベルの少年は該当するだろう。
性犯罪者や薬物、アルコール、賭博中毒者などもそうだが「制御できない欲求は本人も周囲も傷つけ不幸を再生産する」という確率は極めて高い。国は国民国益国土を守るのが役割なのだからして、与える刑罰が不足し再犯に及んだ場合の判断ミスを認めるべきだろうし、量刑について再考すべきだとは思う。
CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。