いじめ ハラスメント 等 への基本的な心構え
■「弁護士の調査ふまえ対応」 宝塚歌劇団、遺族側の会見受けコメント
(朝日新聞デジタル - 11月10日 20:35)
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自分と課題があるとして。
まずは個人、独力で解決できるかどうかの見極めが大切である。「自分>課題」であれば問題はない。問題なのは「自分<課題」の場合だ。
自分の手に負えない課題だと判断したら以下の手段を組み合わせる
①回避(とっとと逃げる)決断が早ければ早いほど成功率が高く損耗が小さい
②援軍要請(特に相手が「悪」である場合は証拠を押さえて広報するだけで味方は得られやすい)
③防御特化で時間稼ぎ(援軍の当てがあるとか時間切れや相手に弾切れが発生する見込みがある場合 仕事ならリスケして納期を伸ばしてもらう感覚)
④間接反撃・補給線を断つ(相手の上司に訴えるなど、直接的手段ではなく間接的な反撃を行う)
①は単純明快さがウリ ②③④は組み合わせると相乗的な効果が得られやすい。いわゆる搦め手というやつで将棋でいえば「端攻め」みたいなものかしらん。趣味の将棋では①を捨てて格上相手に勝負を挑むことが多い私にとっては②③④はお守りみたいなものだ。
「プライドが高い」とか「責任感が強い」とか「他人に心配かけたくない」という人ほど独力に拘ってしまい、タイミングを逸する傾向にあるわけだが。結局個人で解決できなければ周囲により大きな迷惑をかけてしまう。この判断ミスの影響は大きな社会的損失につながりやすい。
責任はほぼ100%加害者側にあるわけだが、なぜか被害者側が手を打たなければならない理不尽。理想論は加害者が罰を受けやめることだが、それが期待できないから現実的な効率論として被害者が手を打たなければならない。いじめられる側が転校するとか、痴漢遭遇を警戒して女性専用車両に乗るとかのことだ。
要は被害者は「くれぐれも判断ミスをして自分の身内を悲しませないでほしい」。悪いのは相手だが、手を打つのは自分だ。「心配をかけたくない」というなら意地でも独力で解決して見せろ、それが難しそうならとっとと①②③④を選択することを考えるほうが良い。