不自然ではなくあるがままに受け入れる
男の子でも赤いランドセルを! 土屋鞄製造所のジェンダーレスシリーズが、支持されている背景
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=7108672
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うーん、発想は尊重したいが色々とツッコミどころというか「よくわからん」箇所がある。
>RECOのコンセプトは、「『誰でも』『どの色でも』自分の好きな色を」だ。男の子だから「黒」、女の子だから「赤」という考えに縛られずに、好きな色を選んでほしいという願いを込めている。RECOというシリーズ名は、「認める」という意味がある「recognize」をベースにした造語だという。
⇒好きな色を選んでほしいなら、品ぞろえやカラーリングを工夫するんじゃなくて「今のラインナップのまま自然と選ぶに任せる」のこそが正解なのでは?
>男女でも違和感なく使えるようにした工夫はいくつかある。例えば、プリズムオレンジのランドセルの金具の色は、金ではなくソフトブラックを採用している。金にするとやや女の子寄りに見えてしまうためだ。
⇒「金にするとやや女の子寄りに見えてしまう」って、「女の子寄り」という感覚があると認めてしまってますよね? そういう差異があるという事実を無視してるような気が。
>土屋鞄製造所ではもともと「男の子用」「女の子用」と明確にセグメントするのではなく、商品の品質や素材をアピールしていた。そのため、RECOブランドを顧客向けに説明する際には「ジェンダーレス」という言葉は使っていない。ただ、「男の子=黒」「女の子=赤」というイメージを払拭するため、RECOシリーズのカタログには、男の子がレッド、女の子がブラックのランドセルをそれぞれ背負っている写真を使っている。これは、同社としては初めての取り組みだ。
⇒却って男の子と女の子を意識しすぎて居るような・・・。
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たとえば男性と女性、白人と黒人と黄色人種、大柄とやせっぽち、イケメン美人とそうではない人、などなど「違いがある」という事実から目を背けることはやはり違和感がある。女性差別や有色人種差別を中和しようとして逆に優遇しすぎたり、下駄をはかせたりというのは逆差別というものだ。
選択肢をいじるのではなくて、選択肢はそのままで、違うものを選んでも違和感を抱かない雰囲気を醸成する。そのためには違和感に折れずに突き進む強い意志を示すことだ。(むろん某医大の入試のように女性の得点を減らすなどは許されるべきではない)。
母数や参加者、競技人口を自然と増やしていくのが遅いようでも王道だ。
CIA(内部監査人)や行政書士資格から「ルールについて」、将棋の趣味から「格上との戦い方」に特化して思考を掘り下げている人間です。