小粋な大人になるためのファッションレッスンvol.16
編集部のhanatsumetaです。晩夏のコーディネートについて話を聞きました。(写真提供・オンワード樫山の田中義基さん)
夏から秋へと季節が変わる晩夏。夏と秋を感じさせるコーディネートとして、今夏のトレンド、アロハシャツをベースにした大人っぽいコーデを組み立ててもらいました。
花や樹木などの自然をモチーフにしたアロハ独特の柄は夏の象徴。大柄が一般的ですが、あえて小柄を選ぶのが大人のおしゃれとのこと。田中さんは「花などが描かれた枠が縦横に並ぶ『ラハイナセーラー』と呼ばれる柄が人気」と教えてくれました。秋を感じさせるアロハは厚めの生地で、ネイビーなど少し抑えたトーンが良いそうです。またアロハの基本は開襟シャツですが、今回はボタンダウンを提案。「フォーマルなテイストを加えることで大人っぽさが漂います」と田中さんは笑顔で話してくれました。
一歩踏み込んだおしゃれとして紹介してもらったのは、最近注目を浴びてきたアロハの「クレイジーパターン」。ポケットなど部分的に色が異なる斬新なデザインが目を引きます。また、トートバッグなどの小物を身に付けるのもテクニックの一つ。今回のコーデならキャンバス地のバッグがベストということでした。
アロハシャツは日本にゆかりがあるといわれています。19世紀の終わり頃、ハワイに移住していた日本人が、古くなった着物を欧州の船員が着ていた「パラカ」風に仕立て直した開襟シャツがベースになったとされています。そんな歴史に思いをはせながらアロハをたしなむのも大人のおしゃれかもしれませんね。(編集部hanatsumeta)