自分の強みを正しく知る
私は仕事で年間100名以上と面談をしていますが、
自分の強みや適性を正しく認識している人は
めちゃくちゃ少ないなぁと感じます。
かく言う私も未だに自分の強みを
正しく認識できていませんが…。苦笑
先日上司とDevelopment Talkをしましたが、
上司が評価してくれる私の強みは
今回に限らずいつもどれもピンときません。
上司は経験値、知識量、実績、洞察力、
ビジネススキル等々あらゆる面で卓越していて、
私がこれまで深く関わったことのある人の中で
一番人間力が高い人だと思うので、
上司が言うことにはかなりの信頼を置いています。
けれども全くピンときません。笑
別に謙遜しているわけでも、
もっと違うところを評価してほしい!
こっちを認めてほしい!というわけでもなく、
純粋に「え?そうかな?」と思うわけです。
なんなら自分が課題だと感じている点を
寧ろ良くできているとか
他の人よりもできているという風に言われて、
私はどれだけ自分を客観視できていないんだ…?
と少し怖くなります。笑
でもそれってある種当然のことなんですよね。
私の自己分析不足を正当化するわけではないですが、
自分の強みは自分で気付けないことが多いんです。
何故なら当たり前のことだからです。
その人にとっては何の苦労もなく
当たり前にできてしまうことだから、
自分ではその凄さに気付けない。
逆に努力して後天的に身に付けたものこそ
自分の強みだと勘違いしてしまう人が多い。
そして無価値観の強い人ほど、
その傾向が強いそうです。
無価値観の強い人ほど
苦労したり時間をかけたりしたことを
強みや得意なことにしたがる。
それは頑張ったことを認めてほしい、
報われてほしい、という気持ちが原因なようです。
では自分の本当の強みを知るにはどうすればいいか?
普段何気なくやっていて周りから褒められたこと、
感謝されたことを思い出してみてください。
それこそがあなたの強みだったりします。
「周りから褒められたり感謝されたりしたことがない」
という人も大丈夫です。
そういう方はおそらく無価値観が強くて
賛辞や感謝を受け止められていないだけ、
記憶していないだけ、です。
100の賛辞を右から左に受け流して
たった1回の注意や批判を強く記憶して
それに縛られてしまっているだけだと思うので、
まずは自分がそういうタイプだと自覚して、
これからは誉め言葉や感謝の言葉を
できるだけ素直に受け止めていくように
意識していくと良いと思います。
またイライラすることの裏側にも強みが隠れているので、
仕事中にイライラしたことを思い返してみると良いかもしれません。
特に同僚に対してイライラするのは、
あなたが当たり前にできてしまうことだからであって、
そこにも強みが隠れている可能性が高いです。
あとは率直に家族や友人や同僚など身近な人に
自分の強みは何か尋ねてみるのも良いと思います。
ちょっと照れくさいかもしれませんが。
とにかく長所/短所、向き/不向きに関しては、
自分の感覚よりも周りの人の意見を
信用してみた方が良いんじゃないかと思います。
人間自分のことが一番わからない生き物なので。
偉そうに語っておきながら
私もまだまだ自分自身のことがわかりません。
だからこそ、こうしてnoteにつらつらと
日々感じたことや思うことを綴る中で、
私自身も自己理解を深めていきたいなぁと思います。