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真の安定を得るために、代替機能で弱点をカバーする【③代替機能徹底解説】

いつもnoteを読んで頂き、本当にありがとうございます。
16タイプ特定コーチングで延べ130名を成功へと導き、脳科学から16タイプを分析、経営コンサルも行っている”Dr.いざよい"です。

今回はMBTI・16タイプの本質である心理機能について、あなたの弱点をカバーする上で重要な「代替機能(第三機能)」を解説します。

ポイントは以下の3点で、これから具体的に解説します。この記事を読めば、代替機能について抽象・具体レベル両方で理解が大きく深まるでしょう。

✅補助機能と正反対の機能を持ち、補助機能が働きにくい場合に主機能をサポートする
✅成果・人間関係・メンタルなど様々な領域の安定に寄与する
✅30代までは弱みとして自覚していることが多く、その後発達する

まず心理機能とは何か、心理機能の全体像について理解したい方は、下記のnoteをご覧ください。

第1章「代替機能とは?」

①一言でいうと

代替機能とは一言でいうと

「補助機能が働きにくい場面で、主機能をサポートする強み」

のことです。もう少し分かりやすくいうと、補助機能の真逆の機能をもちます。


左から補助機能、主機能、代替機能のイメージ

普段は補助機能が優先的に働いて主機能を支えますが、場面によっては代替機能が使われることでより良い目標達成・コミュニケーションをすることが可能です。

例:ENTPの代替機能はFe(外向的感情)です。チームリーダーになった時に、主機能Ne・補助機能Tiでは考慮しづらい「メンバーの感情洞察」や「メンバーに対する共感表現」をFeで補完できます。

補助機能について、先に理解を深めたい方はこの記事がオススメです。

②心理機能とは

では、そもそも心理機能とはなんでしょうか?端的にいうと、心理学者カールG.ユングが提唱した【脳の働き方のパターン】です。

自分のいる世界を理解し意味を見出すために誰もが共通して持っている、「心のあり方」とも言える認識のパターンで、16タイプそれぞれで得意・苦手が生まれつき決まっています。利き手のようなものです。

心理機能について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

③あなたの人生における代替機能の重要性

代替機能は、状況適応力に大きく影響します。主機能と補助機能だけでは対処できない状況でも、代替機能を活用することで柔軟な対応が可能になります。



それでは次に自分の補助機能を確認してみましょう。まずは自覚することで、今後その機能を伸ばしやすくなります。

第2章「【表】あなたの代替機能は?」

それではまず、自分の性格タイプの代替機能とその概要を確認しましょう。


各性格タイプの代替機能とその概要・キーワード

自分の代替機能について詳しく知りたい方は、以下のマガジンをご覧ください。マガジンの中で、8つの心理機能を詳しく解説しています。

自分の代替機能を把握できましたか? 把握できたなら、次は代替機能がどのような特徴をもち、どのような場面であなたに影響するのかを見ていきましょう。

自分の過去や目標と照らし合わせながら読むと、より深い学びになります。

第3章:「代替機能の特徴」

①補助機能と正反対の機能をもつ

各性格タイプにおいて、代替機能は補助機能と正反対の機能を持ちます。例えば

・INFP:補助機能はNe(外向的直観)⇔代替機能はSi(内向的感覚)
・INTJ:補助機能はTe(外向的思考)⇔代替機能はFi(内向的感情)

という関係性になります。主機能と補助機能は知覚(S,N)ー判断(T,F)でバランスを取っていましたが、補助機能と代替機能は判断ー判断、知覚ー知覚と同じ領域で正反対になります。

そして正反対だからこそ、代替機能は補助機能とは異なる場面で力を発揮します。



・例の紹介(INTPとENFJにしてみる) ←N型の読者が多いというデータから。

事例:プロジェクトマネージャーのINTJ

主機能Ni、補助機能TeのINTJは、普段は論理的・効率的なアプローチによって様々なプロジェクトで成果を出してきました。しかし自分が結局何をしたいのか分からず、悩んでいました。

その場合に内省やコーチングによって代替機能Fiを用いることで、自分の本当の気持ちに気づきやすくなりました。そしてこれまでの経験も活かして、自分が本当にしたいプロジェクトに集中できるようになりました。

②自分の代替機能を優勢にもっている他者に価値を感じる

代替機能は10~20代では弱みと感じることが多く、その機能を優勢にもっている他者に価値を感じやすいです。「あの人、論理的に物事を考えれてすごいなぁ…自分は全然できないのに」など。

しかし弱みに感じるのは必要性を分かっている証拠で、かつ代替機能は三番目に伸びやすい強みなので元々素質はあるのです

一般的に30代から、社会に適応していく中で、必要性から徐々に代替機能が伸びていくといわれています。もちろん、意識的に鍛えることでショートカットも可能です。

③補助機能とバランスを取り、主機能をサポートする

前提として、まず主機能と補助機能を伸ばし掛け合わせることが大事です。

AIの普及とグローバル化により、自分の才能が世界レベル・対AIの競争環境にさらされるようになってきました。その環境で主機能×補助機能による「オリジナルな強み」の必要性は高まっています。

一方で上記のような世界観の過渡期にある今、「社会に適応するためのバランス感覚」による収入や精神の安定も欠かせません。そのための代替機能と捉えるとよいかと思います。

代替機能を用いて弱点をカバーし、ストレスから解放されることで、主機能×補助機能によるオリジナルな価値の育成を加速させましょう!

まとめ

ご覧いただきありがとうございした。代替機能は一言でいうと「補助機能が働きにくい場面で、主機能をサポートする強み」です。そして代替機能を理解する上で、あらためて以下の3点が重要となります。

✅補助機能と正反対の機能を持ち、補助機能が働きにくい場合に主機能をサポートする
✅成果・人間関係・メンタルなど様々な領域の安定に寄与する
✅30代までは弱みとして自覚していることが多く、その後発達する

まずは、あなたの仕事・人間関係における悩みを言語化してみましょう。そして自分の性格タイプにおける代替機能を把握し、意識的に主機能とかけ合わせて弱点を克服していきましょう!


「自分の代替機能を知りたくなった」という方には、私が独自に開発したAIの高速計算により正確・瞬時に自分の性格タイプを測定できる以下の記事がオススメです。

さらに、自分の代替機能は分かっているが「どのくらい発達しているか分からない」という方には以下の記事がオススメです。全ての心理機能の発達レベルが大まかに把握できるため、自分の補助的な強みの発見にも繋がります。

また、個別での対面コーチングも実施しておりますので、ご興味のある方はお気軽にご連絡くださいませ。

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