ある休日のお話し
昨日、久しぶりに遠出をした。
休業明けも、家と職場の往復くらいしか外出しておらず、色々とモヤモヤしていた私を2番目の妹が気遣って連れ出してくれたのである。
目的地は、ブロンズ製では世界一大きさを誇る涅槃像がある南蔵院。
目的地に行く前に、妹が私を連れて行きたかったというカフェ陶花でランチをすることに。
入口付近に佇むのは、我が母である。
陶花は、長閑な山中にあるカフェ。
外観も内観も、インスタグラマーが好みそうな、所謂インスタ映えするカフェ。
6/5までテイクアウトのみの営業ということで、私は、ハンバーガーを。
外にあるベンチで、妹家族と母と一緒にピクニック気分のランチ。
穏やかなロケーションでボリューミーなハンバーガーの美味しさも増す。
お腹を満たしたところで、いざ目的地へ。
南蔵院に来るのは2年振り。
2年前に来た時は、その当時付き合ってた元彼と。
この話しはまたいつかしよう。
南蔵院は、見所がたくさんある。
体長1mはあるのではないかと思われる鯉がいたり。
作り物かと思うくらいじっと甲羅干しをしている大量の亀がいたり。
どうでもいい様なものまでが、4歳の甥っ子と私には珍しくて、2人ではしゃぎながら院内を探索するのもいいものである。
そして、何度見ても圧巻の世界一の大きさを誇る涅槃像。
甥っ子と私は、涅槃像前の売店でソフトクリームを買い、味わいながら涅槃像をぼーっと見つめていた。
この世を去る時にこんな穏やかな顔が出来るのは、悟りを開いたからだろうか。
私もこんな穏やかな顔をして幕を閉じたいものだ。なんて考えてみたり。
穏やかな顔の涅槃像を前にすると、今までのモヤモヤがどうでもよく感じる。
穏やかな人生にするかしないかは、結局のところ自分次第なんだよなぁ〜。
少しスッキリして、南蔵院を後にする。
帰りもまた寄り道。
妹オススメのうつしきというお店へ。
これまた長閑な所にポツンと佇むお店。
こちらは、アトリエ＆ギャラリーショップ。
何とも不思議な空間。
お買い物をする妹達を店内に残し、私と甥っ子はショップの裏手へと回る。
そこで先ず出迎えてくれたのは、スラッとした脚のにゃんこ金さん(茶トラ)＆銀(白っぽい)さん。
金さんはとても人懐こく、甥っ子や私の足元へ来てスリスリ。
銀さんは、遠目で様子見。
そして、2にゃんｽﾞに気を取られている私達に
「こっちにも気付けよ〜」
とばかりに騒いでいたのはミックス犬の梅さん。
近付くと、飛びついてきてぺろぺろの洗礼を受けた。
聞くところによると、梅さんは元々野犬で、お散歩中のオーナーさんに付いてきてしまったそう。
野犬なのに人懐っこかったらしいので、元は飼い犬だったのに放棄されてしまったのかもしれない。
でも、当の本犬は、そんな悲しい過去は微塵も感じさせない。
とりあえず、なでろ〜、ぺろぺろさせろ〜と始終大暴れ。
熱烈大歓迎に気をよくする私。
私の勝手な推測だけど、梅さんの体型や毛質、マズルの長さから見てフレブルかボステリが混じっているだろう。
金さん銀さんや梅さん見てたら、ここでののんびりと自由な暮らしがとても心地よいことがうかがい知れる。
いいな〜こういう生活。
私も、我が4わんｽﾞとこんな風に暮らしたい。
久しぶりの遠出は、やはり楽しかった。
帰宅後、足がパンパンになってたけども。
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