AIで創造的な文章を生成する方法:連鎖統合ライティング
今回は、GPTsアプリ『知識統合ライティング』の簡単な使い方、ライティング法をご紹介したいと思います。
その名も「連鎖統合ライティング」です。
その名の通り、ユーザーの文章を連鎖させていき、最後に統合し、創造的な文章を生成する、というものです。
AIライティングにご興味ある方は、是非、最後までお読みください。
【知識統合ライティング(Knowledge Integration Writing)】
※使用方法は過去記事をご覧ください。
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連鎖統合における創造的とは?
創造的な文章を作りたいのですが、そもそも創造的とか、創造性とは何でしょうか。そこには様々な定義があると思いますが、連鎖統合ライティングの文脈では、それぞれの概念の空間的位置が遠ければ遠いほど、創造性は高くなります。
例えば、スピッツとチワワでは、犬という共通の概念であり、空間的位置は近いので、この二つを連鎖統合させても創造的な文脈やキャラクターは作れない、と考えます。
しかし、犬とウナギでは、かなり空間的に遠いため、創造性が高いと言えます。ですから、赤塚先生の「うなぎ犬」はとても創造的なんです!
しかし、それをAIにやらせると・・・。
めっちゃキモいですねw
遠いものを掛け合わせて、面白おかしく見せたり、可愛く見せたりするのはとても難しいのです。
ですから、概念同士が遠いものを連鎖統合させるには、人間の力が必要なのです。
うーん、どうでしょう。さっきよりはマシですが、ムズイですね。やっぱ赤塚先生は天才です!ポリシーに違反してるっぽいしw
連鎖インプット
まずは、インプットの段階です。ここでプロンプトチェーンによる連鎖を行なっていきます。これは本論では、「連鎖インプット」と呼ぶこととします。そして、異なる概念を『知識統合ライティング』の力で結びつけていきます。
今回は「鬼・桃太郎」と「縄文人・弥生人」を連鎖させていきます。
鬼・犬・雉・猿=縄文人
桃太郎=弥生人
このような構図です。
※このログにはナンバリングがないのですが、開発時のものです。
縄文人は古モンゴロイドであり、古モンゴロイドは堀が深くやや茶褐色の肌であり、それを鬼として表現したという仮説です。また、古モンゴロイドは鼻が高いので、「天狗」も縄文人の可能性があります。
とまあ、これは都市伝説レベルの話と思ってもらえればと。
そして、もう一つ記紀神話のイザナギ・イザナミの話を連鎖インプットしていきます。
黄泉の国のイザナミに、夫のイザナギは追いかけられますが、その時、黄泉津醜女に投げたのが桃です。これが鬼の原型だと言う文脈で書いています。ですから桃は弥生人を象徴、鬼は縄文人を象徴、となります。
つまり、
桃太郎=イザナギ=弥生人
鬼=イザナミ=縄文人
と整理できます。
このように文章が連鎖しているイメージです。
統合アウトプット
一応、これで連鎖インプットが完成しました。
次に、連鎖した文章の全てを統合してアウトプットします。これが「統合アウトプット」です。
そうすると、
①鬼・桃太郎と縄文人・弥生人の話
②鬼・桃太郎とイザナミ・イザナギの話
が、一つの文章で連鎖統合します。
これが連鎖統合ライティングです。
連鎖統合ライティングの実際
後は、通常通り、
「題名とトピックを考えてください」
とプロンプトを出し、そのトピックをコピペしていくと、ChatGPTが文章を生成してくれます。
このようなプロセスで、後は少し脚色したり、構図を変更したりして文章生成を行なっていけば、記事が完成するはずです。
そんな感じで生成したブログ記事が以下になります。
ということで、また!
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