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高度なGPTsアプリを自動生成する方法:自分の知識を超えるコンテンツ拡張メソッド
ChatGPTのGPTsですが、今回はやや複雑で高度なアプリを自動生成する方法をご紹介したいと思います。
GPTsアプリを生成と言っても、やはり自分の知識(インテリジェンス)・発想(イマジネーション)の範囲となりがちですが、自己インテリジェンス・自己イマジネーションの限界を超えてアプリを生成する方法です。
私のアプリの宣伝も兼ねて書いていますが、無料版でも、この考え方を応用すれば十分プロンプトエンジニアリングに反映できますので、最後までご覧になってください。
GPTsアプリの自動生成
「こんな感じのアプリを作りたい」
とプロンプトをChatGPTに入力します。
今回は時間短縮のために、アプリを自動生成できる『AI共創イノベーター』を使用します。
以下のような心理分析アプリを作って、とプロンプトを投げます。すると、自動的にマークダウン形式でアプリのプロンプトを作ってくれます。
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以下、その全文です。

特にChatGPTには説明していませんが、ユングの元型論やタイプ論などの内容だということを理解しているようです。流石AI、流石ChatGPT👍
セクションの追加
ここまでは、自分の知識・発想の範囲内での自動生成でしたが、それをAIの力を借りて超える方法をここから述べます。
やり方は簡単で、
「他にもセクションを考えてください」
とChatGPTにプロンプトを出すだけでOKです。
ただし、この機能を開放するパスワードがないと追加できません。
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ということで、パスワードを入力。

パスワードを入れると、このようにセクションが追加されます。
ここで全てのセクションを使用するのではなく、使いたいものをチョイスして使います。
AI共創において、人間の役割は、チョイスすることです。
ここでは、「#価値観とモチベーション分析 」「#創造性と問題解決分析」の二つを追加セクションとしてチョイスします。
更に総合診断のセクションを指定して生成。
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以上のセクションを全て結合させたものが以下です。
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そして、この下にアプリを稼働させる「工程」を、再びAI共創イノベーションで自動生成します。
とにかく、自動でできることは全て自動で行います。
工程の生成
アプリを稼働させる「工程」は最後に生成します。
そのために、作成したプログラムプロンプトをコピペして、その最初に、
「工程を作ってください」
とプロンプト指示をします。
こんな感じです。

すると、自動でアプリの全ての工程を生成してれます。

そして、この工程をプログラムプロンプトの一番最後にコピペします。
これでGPTsアプリが完成しました。
以下がその全体のプログラムプロンプトとなります。

後は、これをGPTsの指示のところにコピペするだけです。

テスト運転
最初の入力以外は全て自動生成とコピペのみですが、アプリが稼働するかどうかを見ていきます。テスト運転では、内容の良し悪しではなく、まずは稼働するかどうか、というアプリの可動性のチェックです。
と、その前に、チェックするためのアプリを使用します。
私は心理学が専門なので、こうしたアプリをいくつか生成しているのですが、そのテスト運転ために使用しているのが『ロールプレイングアプリ』です。
以下のような感じです。

実例はセキュリティーや倫理的な観点から使用する場合は、内容を書き換える必要がありますが、これなら架空のクライエントなのでOKです。
ロールプレイアプリで出した架空のクライエントの内容を、先ほど生成した心理分析アプリにコピペします。
すると、以下のように分析がはじまります。

更に、この続きの分析を行います。

ということで、最低限、アプリが稼働することが確認できました。
最終調整
ざっくりとアプリの稼働が確認できたら、後は生成する内容のチェックをして完成となります。
この時に、
・テキストのトーン
・コンセプト
・内容
などをチェックして最終調整します。
例えば、ここでは、シャドーやエンライトメントの概念の定義を精密にしたり、総合診断の出し方を再検討したり、というものです。自分がもしクライエントなら、どのようなアドバイスが欲しいか、という観点と、専門家として、その概念が正しいものであるかのチェックをします。
パスワードの販売案内
『AI共創イノベーター』のパスワードの販売は以下になります。
いくつかの機能が開放されるため、少し便利になります。よろしければ、ご購入を検討されてください。
それでは、また。