ChatGPTとの創作対話!#0『生成プロセスと設定(セッティング)の重要性』人工知能をパートナーにした独自のコンテンツ制作プロセスを紹介する
今回はChatGPTとの創作対話『生成プロセスと設定(セッティング)の重要性』というタイトルでお話ししたいと思います。
設定(セッティング)とは
コンテンツの自動生成のための設定になります。それは、
①基本情報の設定(主にターゲッティング )
②コンセプトの設定
③プロンプトエンジニアリングによる初期設計(ドメインの特定)
に分かれます。
これは外部からの依頼の場合はターゲットが先に決まりますが(自動的に決まる)、内発的にセルフコンセプトからコンテンツコンセプトを形成する場合はコンセプト設定が先になる場合もあります。また、セルフコンセプトを正確に読み込ませるために専門用語を読み込ませる場合、最初にプロンプトエンジニアリングを持ってくることもあると思います。ですから、この①〜③は必ずしも順番通りではないです。一応、この順番で並べたのは AIがこの順番がよい、ということなので、その通りにしています。
この設定(セッティング)がないと、AIのつくる汎用的なモデル(プリトレーニングモデル)になりすぎてしまいます。ですから、自分の作りたいコンテンツをパーソナライジングするのが、本論の設定(セッティング)であり、その一つであるプロンプトエンジニアリングです。
このプロンプトエンジニアリングは、コンテンツ生成プロセスの一番最初のステップとなります。
これが生成プロセスの全体像です(プロセスを少し変更しました)。
そして、その1番目に設定がきます。
私の場合、ここに時間を少しかけています。この基礎の部分をしっかりさせないと、結局、自分の理想とする生成情報が得られないからです。ChatGPTに私という人間の価値観や機能(仕事や技術)などのセルフコンセプトを認識してもらいつつ、ターゲッティング をして社会貢献をするかを設定します。
また、専門的な知識や技術を入れるために、ChatGPTがそれらを理解しているかをチェックします。ここが間違っていることがあるので、間違っていた場合は修正を加えます。このようにしていくと、AIオペレーターの専門分野のコンテンツが自動で作りやすくなります。
テキストトーンと言うのは、どんな言語でどんな口調で語るのかというものです。例えば、語尾を「です」「ます」とするとか、「である」とするのか、などの調整です。丁寧な口調か、カジュアルな口調か、などの設定です。
例えば、コーチングのコンテンツのテキストを作る場合と、ブログを書く場合は多少、テキストトーンが違ってくると思います。また、小説コンテンツを作る場合は、話す人物に応じてテキストトーンを設定しなければいけません。
ちなみに、私も実験的にAI自動小説を書いていますので、よかったら読んでみてください。
「不思議な物語を書いて」くらいの質問から出発して、あらすじやタイトルも全てAIに考えてもらいました。原則として、手書きはしないというルールで書いています。
専門用語を読み込ませる
その一旦をご紹介したいと思います。
今回、私の新コンテンツは特に外部からの依頼ではないので、内発的なものです。その場合、セルフコンセプトが重要になります。このセルフコンセプトは心理学用語なのですが、まずはこれをAIに読み込ませ、セルフコンセプトの概念を設計します(前述した通り、順番は流動的です)。
そして、そのセルフコンセプトの説明が正しいかどうかの確認のために、「セルフコンセプトとは」と質問をします。
その質問に対してChatGPTの回答を確認し、これでよければ次に進みます。理解ができていない場合は修正します。
次に、自分のセルフコンセプトの内容を入れていきます。
私のセルフコンセプトはホームページのものを参照します。そこの「事業内容」と「プロフィール」の全ての情報をコピーして、ChatGPTに読み込んでもらいます。
次に、私の事業内容やプロフィールが読み込めたかどうかの確認をします。そのために「佐藤源彦のセルフコンセプトは?」と質問します。
その回答を受けて再び確認します。ここで「美容」や「自然療法」は専門外なので、それをAIに伝えます。
私の事業やプロフィールには「幸福」については書かれていませんが、社会全体が幸福であってほしい、という思いはありますので、このままいこうと思います(もちろん、この記事もそうした思いで書いています)。
後は、はっきりしないことは確認します。例えば、ここで述べられている「自己啓発」や「幸福」とは何を指すのだろうか?ということです。ですから質問します。
まず「自己啓発」についての内容確認。
そして、「幸福」についての内容確認。
ここも同様に、間違いがあれば修正します。
ターゲッティングの設定
そして、次はターゲットの設定です。
ここでは、考えるのが面倒なので、AIに考えてもらいます。ここでは私のセルフコンセプトが読み込まれた前提でのターゲッティング になります。そうした意味では、質問をする時に、AIに何が読み込まれているのかの「想定力」も必要になると思います。
途中で切れたので「続き」と入れます。
そして、ここでターゲットを決定します。
現在、私は経営者にコンサルをしており、プログラムを作って欲しいと言う依頼もあるのですが、他の事業が忙しくてできていません。そこで、今回を機に「リーダシッププログラム」を作るかどうかを判断しようかな、と思いました。とりあえず、現状は実験ということですが。
こうした部分は、自分の仕事や人生の流れをみて、アナログ的に判断する方がよいと思います。
一応、その内容の確認です。
そして、決定した内容をAIに認識してもらいます。
すると、AIはアドバイスをくれます。
新コンテンツ原案の提示
そして、そのリーダーシッププログラムの原案を上げてみました。
このやりとりを受けて、たまたま、ここでは私の中で新コンテンツの内容が閃きました。しかし、もしここで閃きがない場合は、AIに「新コンテンツの内容を考えて」と頼めばよいと思います。
とりあえず、私が現状考えている内容をAIに伝えます。
そうしたら、AIは結構、絶賛してくれました笑
まとめ
設定は、コンテンツ生成プロセスの最初のステップであり、コンテンツの基本情報を設定することを指します。設定では、コンセプト・ターゲット・専門分野・テキストトーンを明確にし、ChatGPTを適切に制御します(プロンプトエンジニアリング)。
ということで、また。
【佐藤源彦】
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