意外と知らないこと #02
ー水遊び編ー
暑い夏の時期に川遊びや海水浴、プールに行く人も多いかと思います。
そんな水辺での遊びにある危険について紹介していきたいと思います。
1.海水浴
四方を海に囲まれた日本では多くの人が一度は海に遊びに行ったことがあるでしょう。
海にはたくさんの危険があります。
知らないと怖いのが離岸流です。
これは最近目にする機会が増えたので知っている人も多いかもしれませんね。
通常岸のほうに流れるものが沖のほうに流されてしまうのが離岸流です。
これは岸に対して平行に泳ぎ、離岸流となっている場所から離れることで対処することができます。
離岸流は環境的なことが原因なので防ぐことは難しいですが、対処法を知っていれば解決できます。
ほかに環境的なものといえば最近話題になっているクラゲ被害もあります。
これらは環境的要因であり、ほかに人的要因と呼ばれるものもあります。
人的要因はその文字通り人が事故の原因になっているもので、例えば過労や飲酒などがあげられます。
そのほかにも準備運動をしていない、水分不足になった、など小さな不注意や慢心が大きな事故につながります。
人的要因は気を付けていれば防げるものです。
自分だけでなく、同行者の様子も気に掛けるだけで防ぐことができます。
さいごに、海では足がつかず波もあり不安定な場所なので予想外のことが起きるとパニックになってしまうことが
珍しくありません。
また海には毒をもつ生き物も珍しくはありません。
楽しく過ごすために事前にこれから行く場所に危ないものはないか、気を付けることはないか調べておくことが
安全に過ごすための大切な作業です。
2.川遊び
川遊びは一見安全な遊び場所に見えますが多くの危険が隠れています。
例えば一見緩やかな流れに見える浅瀬も急に深くなったり、流れが強くなったりすることがあります。
直線的な川ではある程度流れの強さは同じですが、蛇行している川では外側のほうが深く流れも強い傾向があるため、小さな子供を連れて行くときは外側にはいかせないように注意しましょう。
川の石に足を挟み動けなくなり、溺れるといった事故もあります。
これは自然物だけではなく、人工物にも注意する必要があります。
ほかにも川の流れは天候によっても大きく左右され、
雨が降ると急激に水量が増え大人でも押し流されてしまうことがあります。
遊びなれた川でも天気を調べ、危ないと思ったらすぐに避難しましょう。
また、川などの淡水地域に生息する殺人アメーバを知っていますか?
「正式名称:Naegleria fowleri (和名:フォーラーネグレリア)」
これは致死率98%と極めて高く、淡水で25℃から35度の温水環境で生息します。
生息している場所の水が鼻から入ると発症する可能性があります。
この殺人アメーバは別名:脳食いアメーバともいわれその由来というのが、体内に侵入したフォーラーネグレリアは
鼻から神経を通って脳内に侵入すると脳を溶かし栄養として食べてしますからです。
日本ではフォーラーネグレリアによる被害は1件しか発見されていませんが、日本にも存在しています。
川遊びは十分に気を付けて行いましょう。