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5人体制のキンプリ
#01では 、現体制のキンプリについて語った。ここでは、5人時代のキンプリがどのようなものであったかを書いていく。
まず、圧倒的に人気があった不動のセンターは平野紫耀である。誰もが認めるイケメンで、ハスキーボイス、異常なほどの運動神経の良さ、そして何より天然という魅力をもつ。平野は幼少期からダンスを習っており、そのスキルはプロが認めるほどだという。常に高みを目指しており、人を引っ張っていく力が強い人である。実際に、平野紫耀がデビューの直談判をしようという声かけをしたのがきっかけで、キンプリのデビューが決まったのである。また、平野の運動神経の良さは、キンプリの冠番組「King & Princeる。」(キンプる。)(放送終了済)で如実に表れていた。パンチングマシーンでは288kgを出したり、高さわずか50cmのバーの潜り抜けたり、寸勁という手練れが使う技で15枚の瓦を割ったりするなど、数々の伝説を残している。普段、テレビなど、平野のみで出演する場合、平野はツッコまれる側であるが、キンプリメンバーでいるときは、メンバーをいじったり、ツッコんだりするほうが多い。このように、メンバーにしか見せない顔があることを知れるのもファンにとっては嬉しいものである。
岸優太は、バラエティでよく見る顔である。平野に勝るとも劣らない天然で、共演者たちにも驚かれている。そのせいか、岸が出演したバラエティは視聴率が普段より高くなっている。よく変顔をし、飾らない性格が特徴で、共演者や先輩、後輩にも親しまれている。キンプリの中では男性ファンが多い傾向であった。
神宮寺勇太は、「国民的彼氏」とファンに呼ばれていて、好感度が非常に高い。なぜなら、とにかく優しいからである。常にファン目線を大事にしており、それがファンにも伝わるからそのような呼び名がつけられるのだ。ライブの演出にも携わっており、ファンだけでなくメンバーからの信頼度も高い。
永瀬廉と高橋海人については#03、#04で紹介する。
キンプる。は、キンプリファンだけではない人にも人気のバラエティ番組であった。私の友人にも何人か、キンプリファンではないけどキンプる。ファンだと明言していた者がいた。メンバーそれぞれの個性を活かした様々なコーナーがあり、例えば、岸は生き物好きなので、生き物図鑑をつくったり、平野の天然発言をクイズ形式にしたりなどしていた。特に人気のコーナーは「日本語禁止!English Cooking」であった。指令役がレシピを1工程ずつ制限時間内に英語で伝え、残りが2対2に分かれて、その英語を聞き取り、料理していくというものである。基本は1週間のLA留学経験のある岸が指令役なのだが、数々の新しい言葉を生み出し、笑いをかっさらってきた。例えば、「沸騰させる」を「magma fire」、「みりん」を「threes rings」、「おろし金」を「chiku chiku floor shuttle run」など、挙げればきりがない。何度か同じ単語を使うたびに、それがすぐに伝わるようになったり、むしろ正解の英単語では伝わらないこともあるため、岸オリジナルの英語で伝えたりするので、そこがまた面白い。岸の英語だけでなく、永瀬は料理の才能が皆無のため、危なっかしい行動をして、メンバーに制止されていたため、永瀬の新たな一面を見ることができた企画であった。
2022年には、クールが変わるごとにキンプリの誰かしらがドラマの主演を務めており、ノリにノっていて、何かと話題に上がるグループであった。2人体制になって、1年以上たった今でも、5人時代を懐かしむ声も少なくはない。それほど、5人のキンプリは魅力的であったのだ。
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