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【コスパ最強】インドMBAのススメ

今回は、日本人にお勧めのインドMBAの紹介です。インドMBA最大の魅力は学費の安さです。費用を最大限抑えて海外でMBAを取得されたい方には、良い選択肢になるかもしれません。

今回ご紹介する学校は以下の3つです。
①    IIMB: インド経営大学院バンガロール校(1年制MBA又は2年制MBA)
②    ISB: インド商科大学院(1年制MBA)
③    IIMA: インド経営大学院アーメダバード(1年制MBA)


インドMBAは世界ランキングでも高評価

学生の99.9%はインド人なので「学生の多様性」の評価で順位を落としていますが、それでも世界50位以内にランクインしているのは、結構凄いと思います。

表1:インドMBAの世界ランキング(2024年12月現在)

各コースの受験資格等

職務経験の年数次第で出願すべきコースが異なります。

表2:各コースの受験資格・年齢層

職務経験が5年以上の人は1年制MBA

IIMA又はIIMBの1年制MBAをお勧めします。職務経験が5年以上ある学生が集まるため、授業や課題では地に足の着いた議論が展開され、ピアラーニングが刺激的と言われています。
ISBもお勧めです。職務経験2-5年のEarly Careerがボリューム層ゆえ、特に7年以上の職務経験を持つインド人は大半がIIMA又はIIMBの1年制MBAを志向しますが、ISBはFinancial TimesのMBAランキングではインドでトップ。世界31位と、優れたプログラムを持つ非常に良い学校です。
IIMAとIIMBの1年制MBAの学費は以下のとおり。奨学金は私が実際にオファーを受けた額を記載しています。

表3:IIMの一年制MBAの費用目安

なお、インドMBA全般にあてはまる特徴ですが、学生は大学側が所有しているマンションや寮に住む前提のため、通学に交通費がかかりません。教室まで徒歩5分の世界です。加えて、住居費も格安です。IIMBの独身者向け住居の家賃はなんと月額12,000円!! しかも普通に綺麗です。


また、月額1万ルピー(18,000円)でキャンパス内の食堂で一日3食ご飯を食べられますので、自分で料理をする必要も無く、食費もかなり抑えられます。つまり、学費だけでなく、生活にかかる費用を徹底的に抑えることができます

職務経験が5年未満の人はISBかIIMB!

ISB(1年制MBA)又はIIMB(2年制MBA)をお勧めします。
なお、インド国内で最高峰のMBAプログラムはIIMAの2年制MBAで、世界銀行の現総裁のバンガ氏をはじめ、世界中で卒業生が活躍しています。他方、ホームページを見る限り、海外の学生を積極的に受け入れようとはしていないため、お勧めからは外しております。そのIIMAの2年制MBAとほぼ互角という高い評価を受けているのが、IIMBの2年制MBA。圧倒的にお勧めです。学費をご覧ください。

表4:IIMB 2年制MBAの費用目安

最大の特徴は、学校側が今年から外国人留学生の受け入れに積極的になった点。外国人が合格した際には、学校の判断次第で全体費用における100%/75%/50%/25%のいずれかの割合で奨学金が支給されます。ちなみに、同様のシステムはISBの1年制MBAにもあります。

表5:ISBの費用目安

IIMBの2年制MBAは圧倒的に安いです。仮に75%の奨学金を得られた場合、年間約60万円でMBAが取れます。そして60万円には学費のみならず、住居費用や教材費、はたまた病気になった際の保険の費用まで含まれます。交際費を最小限に抑えれば、年間の総支出を150万円以下に抑えることも十分可能です。
私がIIMBのアドミッションと話した際、GMAT/GREのスコアがインド人学生と遜色ないスコアであれば、75%又は100%の奨学金獲得も十分可能という感触を得ました。IIMBはGMAT/GREの合格者平均を公開していませんが、たとえばISBであればGREの合格者平均は330点ですので、GREで言えば320点台。欲を言えば320点台後半が奨学金の目安になるかと思います。
無いものねだりですが、仮に私がもう少し若く且つ独身であったなら、IIMBの2年制MBAに出願していただろうなと思います。

家族連れでのインドMBA

ここまでは基本的に独身の方(又はご結婚されていても単身でMBAを目指される方)を想定して記載しました。他方、私は妻と未就学児2人を連れて留学予定です。家族連れでインドMBAを目指される方は少ないと思いますが、需要があるようであれば、今後記事にします。私はIIM AhmedabadかIIM Bangaloreかで悩みましたが、家族の生活環境も考慮してIIM Bangaloreに進むことを決めました。私は両方の学校に実際に足を運びましたが、今後いつか、写真付きで学校の住居環境含めて紹介をしたいと思います。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。