イントラパーソナル・ダイバーシティを高めるための場
最近、『イントラパーソナル・ダイバーシティ』という言葉をよく耳にするようになりました。
多くの研究で「イントラパーソナル・ダイバーシティが高い人はパフォーマンスが高い」という結果が得られているそうです。
「イントラパーソナル・ダイバーシティってそもそも何?」について考えた後に、「どうやって高めたら良いのか?」について私自身の体験談をお話したいと思います。
結論として、
イントラパーソナル・ダイバーシティを高めたいのであれば、一度は「MBA交流クラブ」の運営に参加した方が絶対にお得という話です。
イントラパーソナル・ダイバーシティとは?
1つの組織に多様な人がいる「組織ダイバーシティ」については、もはやバズワードを通り越し、猫も杓子もChatGPTも口を開けば「ダイバーシティ」を口にする社会なので、耳にタコどころかマグロやハマチができていることと思います。
私自身、「だいばーしてぃ」という言葉をあまりにも繰り返し耳にするので、ゲシュタルト崩壊してます。
「あれ?そもそもなんでダイバーシティを推進しているんだっけ??」
気が付けば、議論の中で迷子になることもしばしば。
同じようなダイバーシティ難民も多いのではないでしょうか?
ダイバーシティの目的
シュンペーターさん曰く、「イノベーションは知と知の新結合から生まれる」。
ダイバーシティは知の探索を促す効果があり、イノベーションを生み出すことが目的だということです。
(※つまり組織のイノベーションを殺すようなダイバーシティは本末転倒)
この「ダイバーシティ」は組織ではなく、「一人でも可能である」というのが、イントラパーソナル・ダイバーシティの考え方です。
イントラパーソナル・ダイバーシティ(個人内多様性)とは
「多重人格とかそういうアレね」
「夫は外面は良いくせに内弁慶で…」
「Sさん、上司の前では態度が全然違うよね」
これぞまさにイントラパーソナル・ダイバーシティ!!
・・・ということではありません。
「一人の人間が多様な幅広い知見や経験を持っている」のならば、
その人の中で知の新結合が生まれ、新しい知を創造できる、ということです。
イントラパーソナル・ダイバーシティが高い人はパフォーマンスが高いとはいうものの・・・
「多様な幅広い知見や経験」はどのように習得すれば良いのでしょうか?
ある研究報告ではファイナンス、R&D、営業、マーケティングなど、様々な職能を経験している(=イントラパーソナル・ダイバーシティが高い)経営メンバーがいる企業ほど、業績が高い傾向が示されたそうです。
幅広い経験が知の探索に繋がっているということだと思います。
とはいえ、
「色んな職能を経験できるなんて、よっぽど恵まれた職場にいるんだねー」
「良いタイミングで転属ですか、運が良いですなー」
「異業種転職!?意識高いですなー」
・・・と考えてしまいます。
私自身、この転属には苦い思い出があります。
私がMBAの門を叩いたのは、マーケティングの仕事がしたかったからです。
半分自慢ですが、自社製品のマーケティングについて研究した卒論で優秀論文賞を受賞する程度には、マーケティングと向き合って来たつもりでした。
しかし、現実は厳しく、
「MBAでマーケティングを学びました!マーケティング部へ転属させてください!」
と会社に申し出たところ、普通にリジェクトされました。
いやー、ショックでした。。。
前職の広告代理店でマーケティングの戦略立案やコンテンツ作りは経験していたものの、現場のオペレーションの経験がないことが理由だと言われました。
現職ではマーケティング部とは全く違う部署なので、マーケのオペレーションの経験を積むことはできない・・・
「はいっ、キャリア詰んだー」
と、若干投げやりな気持ちでいたのですが、そこで転機が訪れました。
MBAの繋がりが生む「役割」と「交流」の価値
イントラパーソナル・ダイバーシティの本質である「多様な経験」とは、つまり「どれだけ多くの役割(ロール)を演じているか」ということです。
「役割は所属している会社でなくても良い」ということ。
現在、私はMBA交流クラブという日本最大のMBA専用コミュニティーの代表という「役割」を演じています。
この「会社」でもなく、「家庭」でもない、サードプレイスに「役割」があるという状態が、まさにイントラパーソナル・ダイバーシティの体現だと感じています。
MBA交流クラブの価値
家庭ではあまりビジネスの話はできませんよね(できる人もいるかもですが)。
MBAの繋がりの中では、会社の同僚を相手にするより、むしろビジネスの話ができます。
なぜなら、利益相反やしがらみが全くないので。
所属企業や肩書、年齢、経験を脱ぎ捨てて、対等な関係の中で歯に衣着せぬ意見交換ができる。
異業種の人と一緒にプロジェクトを進める楽しさは、会社では絶対に味わうことができません。
(サードプレイスでの役割)×(異業種交流)=(自身の成長)
結論として、
せっかくMBAで学んでいる、もしくはMBAを修了したのであれば、一度は「MBA交流クラブ」の運営に参加した方が絶対にお得という話です。
「イベントに参加」ではなく、「役割を持った運営として参加」です。
※ここがイントラパーソナル・ダイバーシティの観点から一番重要。
巷には似たようなオンラインサロンがいくつもありますが大体は有料。
MBA交流クラブの運営は無料で参加でき、しかも、MBAという共通言語で話せるので、色んなプロジェクトを進める際も圧倒的に楽だし、学びになる。
参加しない理由はないと思います。
仲間の挑戦を応援し、共に成長するコミュニティー
会社でマーケティング部へ異動できなかった私ですが、現在、CMO(Chief Marketing Officer)という立場でMBAで繋がった先輩のベンチャーにジョインしています。
(転職でも副業でもないので"ジョイン"と表現)
※詳しくは過去の記事へ
同時に私自身も起業のための準備を進めています。
会社に所属しながら、ベンチャーにジョインしたり、起業をしたりできるのは、近くに挑戦を応援してくれる仲間がいるからです。
間違いありません。
周りに挑戦する人がいて、お互いに応援できるからこそ、私も一歩踏み出せる。
イントラパーソナル・ダイバーシティの高め方
イントラパーソナル・ダイバーシティの高め方の結論、
「MBA交流クラブの運営に参加すべし」
現在、来年度の幹事を募集中で説明会を下記の日程で予定しています。
知の探索・深化によって新たなイノベーションが自分の内側から生まれてくる。
仲間の挑戦を応援し、共に成長するコミュニティーを一緒に運営しましょう!!