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【読めるラジオ】MBのトレンドレポート 第44回ゲストは映画コメンテーター 有村昆さん #044

MB:皆さんこんばんは、MBです。このMBのトレンドレポートは、様々なゲストをお迎えして、その人の生き方や考え方を伺う番組です。

馬場ももこ:こんばんは、馬場ももこです。今週もあなたのインスピレーションを刺激するトークをお届けします。MBさん。

MB:はい。

馬場ももこ:映画ってどのぐらい観ますか。

MB:全然観ないです。

馬場ももこ:観てるイメージありますよ。

MB:僕パニック障害持ってるから映画館行けないんですよ。

馬場ももこ:あ、そうなんですね。

MB:そう。なので家で観るぐらいしかできないから、寝る前にネットフリックスで観て...みたいな。だから最新作とか全然知らないんですよね。

馬場ももこ:ただ最近はもう本当に色んな作品をお家で観ることができる環境が、出来上がりましたからね。

MB:そうですね、だから実は映画館行けなくても問題はないんだけどね。でもやっぱ最新作とかの話になるとついていけない。馬場さんは?

馬場ももこ:「天使にラブソングを…」、なんかちっちゃい頃から観てるなーと思って。

MB:ウーピー・ゴールドバーグ?

馬場ももこ:そうそうそう。名作じゃないですか。

MB:あれは名作ですね!

馬場ももこ:いつ観ても楽しいなと思って。

MB:プチ情報言っていい?

馬場ももこ:え、何ですか?

MB:父方のばあちゃん、ウーピー・ゴールドバーグにそっくりなんすよ。

馬場ももこ:映画のプチ情報かと思ったら(笑)似てるんですか?

MB:子供の頃、兄貴と「天使にラブソングを…」観てたら、「この人ばあちゃんに似てね?」みたいな。「お、本当だ!ばあちゃんそっくりだ!」みたいな(笑)

馬場ももこ:家族の楽しい会話(笑)

MB:だからうちに帰るとウーピー・ゴールドバーグがおにぎり握ってくれました(笑)

馬場ももこ:そんな小ネタ情報、MBのトレンドレポートでしか聴けないですからね(笑)

MB:今夜はですね、映画の話。年間500本以上の映画を鑑賞しながら、タレント活動も父親業もラジオパーソナリティもバリバリこなすあの方がゲストです。どうぞお楽しみに。

馬場ももこ:では、今夜の1曲目は、この後登場のゲストが選んだ曲をお届けします。ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースで「パワー・オブ・ラヴ」。

馬場ももこ:アナログPRプレゼンツ、MBのトレンドレポート。この番組は、情報と印象をデザインするマーケティングカンパニーアナログPRの提供でお送りします。

MB:週末の夜に最新トレンドをインストールするプログラム、MBのトレンドレポート。今夜のゲストはこの方です。

有村昆:こんばんは、映画コメンテーターの有村昆です。よろしくお願いします。

馬場ももこ:よろしくお願いします。今夜のゲスト有村昆さんは、年間500本の映画を鑑賞する映画コメンテーターです。
最新作からB級映画まで幅広い見識を持ち、千葉テレビのモーニングコンパスなど、様々なテレビ番組や雑誌で映画解説者として活躍しているほか、ラジオ番組のパーソナリティーとしても人気を博しています。
最近ではサウナや愛車のテスラなど、映画以外の領域でもそのこだわりや博識を炸裂させていらっしゃいます。

MB:いやあ、ご無沙汰しております。

有村昆:ご無沙汰しております。いやーもうMBさんとは結構長くてですね。

MB:そうなんですよ。

馬場ももこ:え、いつぶりなんですか?

MB:会ったのは、本当数ヶ月前ぐらい。

馬場ももこ:でも最近会ってるんですね。

有村昆:全然別件でお会いして。

MB:昔、有村昆さんのインスタを僕ちょっと裏方で手伝わせてもらったりだとか。

馬場ももこ:あ、そうなんですか。

有村昆:アリスタグラムっていうのやってましたよ。

馬場ももこ:アリスタグラム!

MB:そう、それ以外にも人狼ゲームやったり。

有村昆:人狼ゲームでプライベートでも結構一緒に遊んだり。

MB:そうなんですよ。

馬場ももこ:プライベートで人狼ゲームしてたってことですか?

MB:あ、する?

馬場ももこ:したいですしたいです。じゃ、長いんですね。

有村昆:もう7、8年。

MB:そうなんですよ。色んな面があると思うんですけど、本業はやっぱり映画コメンテーターなわけで。

有村昆:そうですね。映画が1つの軸ですね、はい。

MB:前、年間500本観るみたいなことをおっしゃってたと思うんですけど、今もそんなに?

有村昆:今はね、結構ネットフリックスとかがだいぶ台頭してきて。例えば今公開中の「極悪女王」とか「地面師たち」とか。やっぱあれって1本に換算しちゃうと落ちるは落ちますよね。

MB:そっかそっか。あれ、映画か。

有村昆:全5話とか。

馬場ももこ:そっか、そういうことですね。

有村昆:ただ、そういった話題作は常にトレンドレポートしていこうよと。

馬場ももこ:わざわざ言ってくださって優しいですよ。
でも有村さんって、その映画コメンテーターのイメージ、もう気づいたら染み込んでるんですけど、映画の出会いってどんなきっかけなんですか?

有村昆:どうでしょう。やっぱドラえもんから入ったと言いますか。
ドラえもん映画って必ず春休みの期間にあるんですけど。

MB:ありますね。

有村昆:僕の時代は「パラレル西遊記」とか。

MB:うわ、懐かしい世代です。ちょっとなんていうか、トラウマっぽくなるような、怖いやつでしたよね。

有村昆:あれ、西遊記の1個前にそのスターウォーズをモチーフにした映画ってのが公開されて、どうやらこれには元ネタがあるらしいと。
で、色々調べてたら、なんかスターウォーズっていうのがコンテンツとしてあって、それを藤子・F・不二雄先生がパロってドラえもんの映画にしたっていうところから、元ネタ観たらスターウォーズがめちゃくちゃ素晴らしかったんですよ。

MB:それ、いくつぐらいですか?

有村昆:それが、僕が小学校6年かそれぐらいの時ですね。

MB:なるほど。

有村昆:そこからですね、レンタルビデオブームというのが来て、色んなとこに借りていくとですね、過去の作品も関係なく見れるじゃないですか、封切りの作品だけじゃなくて。
あと、金曜ロードショーとか日曜洋画劇場で淀川先生とか水野晴郎先生が。

MB:うわ、懐かしい。

有村昆:やっている夜9時からのやつに、「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」が公開されるタイミングで、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の1をテレビでやってたんですよ。それを観て衝撃を受けて。
タイムスリップして、しかもその伏線と回収が見事なまでに繋がって、もうね、雷に打たれた感じが本当にして。

MB:あ、まさにね、なるほど。

有村昆:すごい、これはと。もう即その足で「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」を劇場に観に行って、それからもうだんだんその映画にのめり込んでいったと。

MB:「バック・トゥ・ザ・フューチャー」がじゃあきっかけとして大きかったわけですね。

有村昆:きっかけですね。結果、僕デロリアン乗ってましたからね。

MB:なんかそうですよね。インスタ見てると本当全身「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の格好だったりとか。

有村昆:コスプレしてね。

MB:コスプレしたりとか。

馬場ももこ:もう「バック・トゥ・ザ・フューチャー」愛も強いわけですね。

有村昆:やっぱりそこからが1つの原点といいますか。

MB:でも、映画の話ももっと掘り下げていきたいんですけれども、一方で有村昆さんってシンガーソングライターを目指してたとか。

有村昆:大学生ね。

MB:そう、ラジオDJになったりとか、結構いろんな紆余曲折があったはあったんですよね?

有村昆:一括りにするとエンターテイメントが好きっていうのはブレてなくて。当時で言うと宝塚も大好きですし、ミュージカル、もちろん劇団四季とか、そのいわゆるエンターテイメントと言われるコンテンツ。
だから、それこそ人狼ゲームとか、最近だとマーダーミステリーとか、新作の映画とか舞台とかミュージカルとか、遊園地とかは、昔から誰よりも早く行ってました。
これ面白かったとか、これがイマイチだとか。で、今でも、そのニューヨークとか、この間もドバイ行ってたんですけど、エンターテイメントを観に行ってます。

馬場ももこ:インスタグラム見たら、ドバイ行かれてましたね。

有村昆:行ってました、あれもだからエンタメのトレンドリサーチにレポートしてると。

馬場ももこ:(笑)トレンドレポートしてる。

MB:無理やり繋げなくていいから(笑)

有村昆:そういうのが昔からあったので、シンガーソングライターもやっぱ曲素晴らしいじゃないですか、アーティストさん。
自分でちょっとDTMと言われるデスクトップミュージックで。

MB:DTMやってたんすか?

有村昆:はい、当時Cubaseっていうソフトで。

MB:懐かしい~。俺、やってました、DTM!俺、ミュージ郎使ってました。

有村昆:ミュージ郎ね、はいはいはい。

馬場ももこ:え、なんですか。そのミュージ郎って?

MB:パソコンでその音楽を作る。今、当たり前だけど。

有村昆:今はね、そうそう、打ち込み。

MB:打ち込み。

馬場ももこ:お二人ともじゃあちょっと共通点ありますね。

有村昆:似てますかね。

MB:僕、エンタメではないけど音楽はがっつりやってたから。
映画はごめんなさい、僕そんなに詳しくないんだけど、でもそうかもしんないです、似てるかもしんないです。

有村昆:インプットするのがすごく好きで。かつ、自分の場合は大学とかは演劇を専攻してて、玉川大学とか行くんですけど、演劇じゃないなと。
決められた役を演じるのではなくて、自分の言葉で喋りたいっていうのがものすごく強くなっていって。大学卒業と同時にラジオのパーソナリティ、最初はコミュニティFMからスタートしたんですけど。

MB:おー。

有村昆:もうフリーで、履歴書まいてどんどんやってたっていう流れになります。

MB:そんな履歴書まいてって、そんなすぐなれるもんじゃないっすよ。

有村昆:じゃないっす。(笑)だから、それは僕も当時、ニッポン放送とかTBSラジオさんとか、編成局長って調べると出てくるんですよ。

MB:出てきますね。

有村昆:で、いきなりこう封書でですね、自分のデモテープとプロフィールを入れてぼーんと送って。

馬場ももこ:えー!営業かけたってことですよね?

有村昆:営業かけてました。今考えれば破天荒なんですけど(笑)

馬場ももこ:かっこいいですよ。

MB:それ、返事来るんですか?

有村昆:いや、それがですね、TBSラジオからも、それからニッポン放送からも編成局長から来ました。

馬場ももこ:えー!やっぱ胸うたれるんだ。

有村昆:「珍しいなお前。」みたいな電話がかかってきて、当時携帯なかったんで、家電にかかってきて、会ってみたいって。1回会いに行って「見学するか?」って言われるから、「したいです!」って言って。
ただ、みんな口揃えて言うのが、事務所も入ってないし、当時大学4年生とか、いきなりうちで喋れないよと。

MB:そりゃそうですよ。

有村昆:そりゃそうです。だから、とりあえずその熱意はめっちゃ分かったし、デモテープとかも聴いて、面白いやつだなと思ったんで、 一旦コミュニティFMとかだったら受け入れてくれるからと。当時、葛飾FMとか、中央区の中央FMとか、武蔵野FMって色々あるんですね。
もう自分で調べて、ばーっと出したら、わりかしすぐ決まるんですよ。

MB:へー!

有村昆:もう大学生の時に自分でそういうプロフィー出して、4局ぐらいでレギュラー始めて。

MB:僕、長年アリコンさんとお付き合いありますけど、愉快なお兄さんってイメージでしたけど、この人すごいですね。

有村昆:いやいや、すごくないすごくない。とにかくスピードだなと思って。100社声かけて1社決まればいいじゃないですか。

MB:確かにそうですね。ダメならダメで。

有村昆:そうなんです。もう自分の伝えたいエンターテインメントを喋りたいっていう欲がすごく強くて。俳優の方ではなく、シンガーソングライターでもなく、やっぱ喋りという道に来て。

馬場ももこ:色んな経験があるからこそ、自分の中で映画であったり、そのお話するっていうところにシフトしてたっていうことですね。

有村昆:そうですね。もうインプットするのが好きだけど、それをどこかでアウトプットしたくなっちゃう。

MB:そうですよね。

有村昆:だって僕はほら、研究者気質じゃないから。ポップなおじさんだから(笑)

MB:どうなんですかね。(笑)研究者っぽくもあるけどなー。
映画評論家の方々って、たくさん有名な方もいらっしゃるけど、
まぁこういっちゃ本当に失礼なんだけど、好きな方だったらきっと読めるし聴けるんだろうけど、僕みたいな映画本当に分かんない人からすると、なんか別にそこまで掘り下げて観なくてもいいんじゃないかなみたいに思う時あるんだけど、アリコンさんの解説って完全にもう解説自体がエンタメになってる。だから観れるんだよね。

有村昆:あら、嬉しい!

MB:映画別に観ないんだけど、アリコンさんのYouTubeの解説は観ちゃうみたいな。多分そういう人多いんじゃないかな。

有村昆:ありがたいですね。

MB:映画っていうコアな部分もあるんですけど、多趣味だから、交友関係もアリコンさん広いですよね。

有村昆:まあ...ですかね。そうですね。アンミカさんとかと一緒にいたりとか、なんか、そんな感じで、いつもいますね。

馬場ももこ:俳優の方とも、芸人さんとも、なんかもう多岐にわたって。
鈴木おさむさんと対談なんかもされてましたよね。

有村昆:おさむさんは、もうこれまた長いっすね。子供同士も仲いいんで。

馬場ももこ:Xとかインスタグラムとか、YouTubeでも観てて思うんですけれども、この人脈の広さ、どうやってできていくんですか?

有村昆:いやいや、それは自分でも分からないです。分からないですけど、なんかね、僕のポリシーとして、行った先に何かあるというか。

MB:あーなるほど。

有村昆:とりあえず扉を開けるっていう。これは「フォレスト・ガンプ」っていう映画の中で、お母さんが子供にチョコレートこう渡す時に、「チョコレートの箱の中身は開けてみるまで分からない。」っていう名言があるんです。
あの言葉が僕はすごく刺さってて、食わず嫌いはやめましょうと。
一旦その扉があればノックして1回開けてみて、もしそれが違うなと思ったら閉じればいいだけの話で、ほとんどそれでチャンスを逃してると僕は思っているので。
交友関係においても、自分の趣味においても、一旦はやってみて合わなかったらやめようっていうだけの話ですから。

MB:なるほど。そんな色んな面がある有村昆さんなんですけれども、これからもその映画コメンテーターっていうのをやっぱり前面に出していきたいのか、それとも違う肩書きを持ちたいのか。どう進んでいくんですか?これから。

有村昆:でも、1つはやっぱり映画コメンテーターは軸として、素敵なエンタメを、これ面白いよっていうものをお伝えしていきたいってのはあります。ただ、色んなこう、最近呼ばれる番組、結構バラエティが多いんですけど、本当にいじられることが非常に多いので、色々こういじっていただきながら、自分の求められるものもちゃんとやりながら、ただ、自分の骨子としては映画コメンテーターっていう、この2つの草鞋でいくという感じですね。

馬場ももこ:このMBのトレンドレポートが放送されるのが11月初めなんですよね。

有村昆:はいはいはい。

馬場ももこ:秋となったら、ちょっとお家でゆっくりドラマや映画を観たいっていう風にも思うんですけれども。

有村昆:はい。

馬場ももこ:このトレンドレポートのリスナーの方にこれだけは2024年中に観ておいてほしい映画。

MB:うん、いいね。

馬場ももこ:リスナーの皆さんにも。

有村昆:いや、ちょっとね、ピックアップ何がいいかなと思って、ファッションにもちょっと寄せたいなと思ったんで。

MB:お、ありがとうございます。

有村昆:ジョン・ガリアーノのドキュメンタリー映画。

MB:はい、はい、マルジェラのデザイナーのね。

有村昆:そう、マルジェラとか。やっぱり彼、色々あったんですよ人生でね。

MB:そうですね、そうですね、ちょっと破天荒な人ですね。

有村昆:破天荒な人で究極のナルシストだったんだけどね、色々あって、彼がものすごく落ち込んで、そのマルジェラで見事復活して、もう一切表に出なくなったっていう、その渦中ずっとカメラが追ってたんですよ。

馬場ももこ:へー、それがあるんですか。

MB:最近ですよね?

有村昆:最近です。

MB:ガリアーノ大好きだもん。

馬場ももこ:そうなんですね。

MB:昔はね、クリスチャン・ディオールのデザイナーで。ランウェイのショーとか、最後デザイナーさんがちょろっとでてきて、こう挨拶するぐらいじゃない?もうガリアーノってすごいのよ。すごいどぎついメイクして、自分がモデルみたいにして、ハーイみたいな感じ。

馬場ももこ:えーそんな人がいるんですね。

MB:すごい破天荒な人だったのに、最近はもう全くメディアに出なくなって、その辺が語られてるっていう?

有村昆:語られてるんです。

MB:いいですね。

有村昆:ちょっとまあ不祥事が1回どんと起きるんですけど、本人もすごく反省して。で、色々あったところからの再生がね、これがやっぱ天才なんですよ。
あれだけね、もう自分大好きで、傲慢で強欲で、結構マウント取る感じの発言とかもフィーチャーされてたんですけど、それがもう人が変わったかのように一切出なくなって。
何を今してるの?っていう。もちろん仕事めっちゃやってるんですけど、そのカメラにしか喋らなかった。
MBさんとかも本当天才だとも僕は思ってる。

MB:いやいや、もう凡人ですよ。

有村昆:いやいややっぱりね、そういった孤独であるとか、その先頭を走ってる人って前いないんですよ。後ろを振り向くとわーって人がいるんだけども、地位とか名声とか。でも一方での光と影の部分がすごくある映画だなと思ったので非常に面白い。やっぱドキュメンタリーいいですよね。

MB:いいですね。

馬場ももこ:観てみよう。嬉しいですね。

MB:素晴らしいチョイス。先頭走ってる人は孤独だということで、セント・フォースで先頭を走ってらっしゃる馬場さんも孤独でいらっしゃると思うんですけど。

馬場ももこ:走ってないですよ。セント・フォースの別館とか言われちゃっただけで、1人ぼっちの意味合いが違うんですよ。別館じゃないですしね。あと本館ですし。本館だから!本館!
…秋の夜長にちょっとうるさかったかもしれない、ごめんなさい。

有村昆:いや、本館でございます。

馬場ももこ:ありがとうございます。

MB:そんな有村さんなんですけれども、Xやインスタ、YouTube含めて色んなとこで映画のこととか日々の活動について発信してますけれども、有村昆さんについてもっと詳しく知りたいと思ってらっしゃるリスナーさん多いと思います。まず何にアクセスすればいいですか?

有村昆:やっぱり映画解説が1番ちゃんとやってるって意味ではYouTube。

MB:なるほど。

有村昆:あとTikTok。縦横どちらもやってるんですけども、最新作の映画、今ですとあれですね、「ジョーカー2」とか。前回の「ジョーカー」ご覧になってます?

MB:観ました!

有村昆:あれってその、もう社会的現象になってしまって、あれを真似る模倣犯が実際に出て。

MB:出てきちゃった。

有村昆:はたして映画に罪はあるのかないのかっていうところを、今回「ジョーカー2」は前作やったことの続きなんですけど、裁判劇なんですよ。
ジョーカーは裁かれるのか否かっていうのは、これ、トッド・フィリップス監督とホアキン・フェニックスが今回タッグ組んでるんですけど、あの映画は悪なのか、その芸術がどこまで背負えるのかっていうのを映画の中で裁判劇やってんだけど、結局見てる我々はジョーカーを裁判で裁くのがありなのかなしなのかって映画になってます。
なんか、例えばファッションの世界で言うと、そのファッションが元凶となって社会に悪影響を与えてしまった場合、そのファッション自体に罪はあるのかないのかって話なんですよ。

MB:そうか。

有村昆:というようなことをですね、YouTubeで話してます。

馬場ももこ:ありがとうございます。

MB:ぜひYouTubeチェックしてみてください。では最後に有村さんのフェイバリットソングを1曲ご紹介いただこうと思うんですが。
最初の曲はヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「パワー・オブ・ラヴ」だったと思うんですが。これはもう「バック・トゥ・ザ・フューチャー」からですよね?

有村昆:そうですね。大好きな映画です。

MB:いいですね。

馬場ももこ:ではお別れの曲はどうしましょう?

有村昆:TikTokで今バズってる、こっちのけんとさんっていう菅田将暉さんのご兄弟が歌って作詞作曲やってる「はいよろこんで」という曲がございまして。

MB:え、知ってる?

馬場ももこ:TikTok見てたら絶対出てきますよね。インスタとかでも結構出てくるイメージですね。なんかやっぱ1度は聴いてる。

MB:TikTok、まずインストールするところから始めなきゃいけないから。

馬場ももこ:いやでもインスタでも流れてくる時ありますよね。

有村昆:流れてます、リールで。

馬場ももこ:このあと聴くことになると思います、アンテナをはって。

MB:分かりました。

有村昆:なんでこれ選んだかっていうと、先日僕、6歳の子供と初めてね、カラオケに行ったんですよ。

馬場ももこ:えー楽しそう。

有村昆:どうせ歌うのっておかあさんといっしょの曲とか、なんとなくその子供向けのものかなと思ってたら、こっちのけんと(笑)
自分でこう、デンモク入れて、ひらがなカタカナでこう入れて、マイク持って歌い始めたら、なんとラップもほぼ完コピで全部歌ったんですよ。

MB:えーすごい。

有村昆:いやもうこれ親バカだと思うんすけど、ちょっと歌習わせた方がいいのかなと思って。きっかけになったのは、「はいよろこんで」ということで、ちょっと親バカトークでした。

馬場ももこ:いえいえ、そんなことないです。それではこっちのけんとさんで「はいよろこんで」。

MB:今夜のゲストは映画コメンテーターの有村昆さんでした。有村さん、ありがとうございました。

MB:ということで、お届けしてまいりましたMBのトレンドレポート。馬場さん、いかがでしたか?

馬場ももこ:有村さんの自分のやりたいことに対してのスピードの速さ。

MB:うん。

馬場ももこ:まずそれがすごく印象的でした。

MB:大学4年生でさ、そんなデモテープ送って。

馬場ももこ:電話かかってきて。

MB:すごいよ?

馬場ももこ:レギュラーを4本持つって。だから色んなお話してすごく楽しいなって思うんですけど、なんかお人柄の部分が聴けてよかったです。

MB:そうね。いや本当、天才って努力が大事なんだなと思いましたね。持ってるものだけじゃなくてね、動くことが大事なんだなってすごい思いました。

馬場ももこ:勉強なりました。

MB:というわけで、次回のゲストもお楽しみに。さて、番組ではリスナーの皆さんから僕MBや馬場さんへの質問やご意見募集しております。MBや馬場ももこにこんなことを伝えたい、聞いてほしい、質問したい、など、どしどしお寄せいただければと思います。FM新潟のホームページから、MBのトレンドレポートの番組公式ホームページにアクセスしてください。
皆さんからのご質問、ご意見お待ちしております。

今夜のラストソング、僕が選んだのはデフ・レパードの「ヒステリア」です。このリクエスト曲、ちょっとこう、ハードロックに絞って僕は紹介していこうとテーマを決めました。

馬場ももこ:決めたんですね。

MB:決めました。70、80、90年代のハードロック、ヘビーメタルをMB解説でこのコーナーはやると。

馬場ももこ:ミニコーナーにしようとしてる。

MB:勝手に決めました。そこで、今回はですね、デフ・レパードの「ヒステリア」。デフ・レパードと言えばですよ、イギリス出身のヘビーメタルバンドで、新しい人たちが輩出されていった時期があったんですけど、その代表格がデフ・レパードなんですけれども、ハードロックっていうと、ヴァンヘイレンだったりとかガンズ・アンド・ローゼズだったりとか、ボン・ジョヴィだったりとか、あの辺想像する方多いと思うんですけれども、あの辺とこう一緒になって、ぱっとこう出てくるのが、おそらくデフ・レパードだと思います。
このヒステリアって曲、デフ・レパードの代表曲なんだけど、すっごいいいドラマがあって。
デフ・レパードのドラマーさん、だんだんデフ・レパードが世界的なアーティストになっていって、アメリカでヒットしていって、アーティストになってたんだけど、交通事故にあっちゃうのよ。
ドラマーが片腕失っちゃう、左手失っちゃうんですよ。
3本しか使えないってなると、ドラマーにとってはもう叩けないぐらいのレベルの話なのね。僕もドラマーだから分かるんですけど。
そこでデフ・レパードは解散するかしないかって迫られるんだけど、いや、大丈夫、リックだったらやってくれるみたいな感じで。当時どこかのメーカーがリック用に、片腕を失った人のために電子ドラムを開発してくれて。
それでひたすら練習して練習して、これでやっといけるってなって、最初に出したアルバムが、このヒステリアっていうアルバムのタイトルソングがヒステリアなんですよ。

馬場ももこ:あ、そうなんですね。

MB:そう。だからね、すごいこう、電子ドラムでシンプルなドラミングなんだけど、めちゃめちゃ味わいが深くて、そのバンドの結束力と、交通事故を乗り越えたリック・アレンのその苦労みたいなのがやっぱこの楽曲にすごくこもってる気がして。
そう思って聴くとですね、ちょっと感動するような曲調になってるので、是非皆さん聴いてみてください。それではまた来週この時間にお会いいたしましょう。お相手は

馬場ももこ:馬場ももこと。

MB:MBでした。

馬場ももこ:アナログPRプレゼンツ、MBのトレンドレポート。この番組は、情報と印象をデザインするマーケティングカンパニーアナログPRの提供でお送りしました。


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