家計簿 is ダイアリー
唐突だが、僕は最近、家計簿づくりに熱中している!
もともと、家計簿を作ることには何度もチャレンジしていた。大学時代も、年に1度、家計簿を作りたい周期みたいなのがやってきて、1か月だけ実践して挫折するということを繰り返していたが、どういうわけか今回はしっくりきた感覚があり、ドハマりしてしまった。
なぜ、今年はしっくり来たのかと振り返れば、1番はタイミングによるものな気がする。今年から社会人になって、学生のころとは異なる経験に直面し、勉強したことで考え方が変わったからなのだと思う。
6月に、住民税の支払い請求書が届く。金額を見て驚愕した。「納税の義務」は、クソ高い。
「おいおい、何かの間違いだろ…!」って思いながら、何時間もググり散らかしたことを思い出す。オカンこんな高い税金払ってたのか。すげえな。
7月に、親戚のおっちゃんから電話があった。「なあ、わし退職するんやけど、お前会計士やんな。確定申告ってわしはせなあかんのか調べてくれんか?」
(いや、税務は知らんわw)と内心思いながらもちょっと税金に興味がわいてきていた僕は、「調べたるわ」と安請負いして、確定申告の概念や目的、歴史、国際比較、具体的な計算方法など、土日返上して勉強した。今となっては、おっちゃんは確定申告不要だったし、この時頑張って勉強したことはほとんど忘れてしまって悲しい。
幸い、雑談に使えそうなネタはメモにして残していた。
「確定申告はなぜ始まってしまったのか」歴史と社会から見る税の仕組み|佐々木ののか (note.com)
スイスは、サラリーマンでも確定申告しないといけないらしい..?
欧州で唯一 確定申告制度に固執するスイス - SWI swissinfo.c
それ以外にも、マッチングアプリで知り合った女性経営者に勧められてビットコインを買ってみたり、ノリでふるさと納税してみたり、歯に保険適用外のセメントを入れて医療費控除狙ってみたりもした。
見ての通り、税金やお金のことを考えるのにハマってしまったのだ。
家計簿を作る
家計簿を始めるにあたって、日々の細かい明細を把握して積み上げるより、大まかな出金の流れを把握することを優先した。
銀行口座の出金履歴や過去のメールを遡りながら、自分の出金経路を特定する。意外と把握できてないことに気付けた重要なプロセスだった。
次に、各支払い経路の明細を1年分DLしてきて集計。エクセルスキルが役に立った。
記憶にない支払いを思い出す作業も合わせると半日くらいかかったけど、逆に言うと半日で終わった。
浮き彫りになるリアル
家計簿では自分に関するさまざまなリアルが見れる。「趣味は読書です。」が自己紹介の私だが、本の購入には1%未満しかお金を使っていないかった。
気づかない間にリボ払い手数料で5,000円近く払っていたことを知った。今年3月のタイ旅行での大出費が自動的に分割払いにされていて、いまだに完済されず残っていたのだ。
FIREなんて夢のまた夢だった。まず想像より手取りが少ない。10万近く引かれてる。年収は幻想だと思った。想像より生活は厳しい。額面だけだと余裕ある生活ができそうだが、額面の感覚で財布のひもを緩めると実は手取りが少なくて、結果収支がマイナスになってしまう。
「入金より出金を小さくすると貯金できるよ」
これが案外難しい。今月の支払いをもとに12月、1月のシミュレーションをしたが、剰余金は想像以上に少ない。この少ない残金をどれくらい自分にとってプラスの使い方ができるか。ゲームみたいで楽しい。
高額出金には、思い出というお釣りがついてくる。金額の多い項目を見返すと思い出がよみがえる。東南アジア周遊、富士山登頂、研修中にこっそり満喫したホカンス。。。
家計簿とはまるで日記のようなものだと思った。
自分で作った家計簿は、愛着がわいてついつい何時間も眺めてしまう。自分のことをずっと社不だと思ってきた日々だったが、こんな僕でも当たり前のことを当たり前にやる「しっかりした人」に少しは近づけたかな。
今後やっていきたいこと
まだまだできるようにしたいことが沢山!
もっとプロセスを効率化したいし、もっと戦略的にお金をコントロールしたい。
支払いのタイムラグを小さくしてお金の流れをシンプルにしたり、自動入力欄を増やしてマニュアル作業を減らしたりなど効率化に力を入れつつ、
毎月きちんと予実を管理して、自分のやりたいことにお金を投下できるよう支出をコントロールしたい。あと、税金対策もできるようにしたい。所得税計算の自動化、ふるさと納税やエンジェル税制を活用して積極的に節税にも取り組みたい。
皆さんの家計簿ハックをぜひ教えてください~!
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