崩壊し始める『普通』
ゆきかという女性から投稿した内容に対する初めての反応が来た
軽くプロフィールを見ると使用済みの靴下を販売されている売り子さんみたいだった
驚いたけど・・・挨拶や自己紹介など何もない状況で最初から一言だけ『貞操帯着用確認』と言われてしまう
格下のマゾとして扱われている事にすごく興奮している自分がいた
しかし
興奮したり驚いてる場合じゃありませんでした
1時間以内に貞操帯を着用している写真を撮らなきゃならないからです
しかも時間は14時
当然、仕事中・・・
住宅街のど真ん中・・・こんな場所で・・・
ズボンのチャックを開けて貞操帯を着用した写真を撮影して報告しなきゃならない
自分はマゾだと思っているけど、露出系の行為は全くの未経験だった
誰に見られるかわからない中で自分の性器を曝け出す事に興奮はしない
ド変態って呼ばれる事には興奮するけど、変質者にはなりたくなかった
住宅街に四方から見えない場所なんてあるわけもない・・・一瞬出して撮影だけすれば良いって考えも当然、頭をよぎる
けど、そんな度胸なんてなかった・・・
早く撮影しなきゃって気持ちとは裏腹に時間はどんどん過ぎていく・・・
そして自分はなんとか撮影しなきゃって思い同僚にトイレに行くと伝える
この辺りは来た事がなく、土地勘は全くない
そして小走りで辺りを探索して・・・ようやく小さな公園を見つけた
小さなベンチに腰掛け周りを確認してみる
幸い誰かが近くにいる感じはなく
急いでズボンのチャックを開けて貞操帯を付けた自分の性器を露出させて写真を撮影して
DMで送る。
『貞操帯着用の確認ありがとうございます』
自分のメッセージにすぐに反応が返って来た
『ふふ🫢本当につけてるんだ?マゾなんだねぇ?仕事中?』
『はい・・・高橋悠太は今、仕事中に貞操帯を撮影しました』
『高橋悠太君かぁ・・・本名?まさか偽名じゃないよね?』
『本名です・・・』
『証拠見せれる?たしか1時間過ぎたら個人情報ぜんぶ晒すって書いてたよね?』
『はい・・・今は免許証は車の中に置きっぱなしなので・・・持ってないです』
『そう。なら終わったら証拠送ってほしいな』
『・・・でも制限時間超えたら晒すだけでまだ1時間経ってないですが・・・』
『うん💕ちゃんと時間守れたね💕でも次は間に合わないかもしれないじゃない?』
『ちゃんと時間守りますから・・・』
『まだ晒したくない?』
『まだ恐いです・・・』
『ふふ💕可愛いね💕まぁ今は許してあげる。でもマゾなら憧れてるんじゃない?個人情報知られて逃げられなくなっちゃうの💕面白そうだし💕もし個人情報晒せるんなら悠太君の事ちゃんと管理してあげるんだけどなぁ』
『考えておきます』
『うん💕お仕事頑張ってね💕マゾ奴隷の悠太君💕』
『はい。ありがとうございます。ゆきか様。貞操帯着用の確認してくださりありがとうございます』
『ふふ💕ちゃんとお礼言えてえらいね💕またいきなり確認してあげるからね?』
『はい。ありがとうございます。』
初めてのメッセージで貞操帯を着用している写真を見てもらえた事
ゆきかさんに管理してもらえるかもしれないという期待感
これから奴隷として扱ってもらえるという、とびきりのエサを我慢する事はできなかった
仕事に戻っても・・・どこか心あらずで・・・
夕刻の終業時間になる頃には・・・自分はもうゆきかさんに免許証を晒す事を決めていた
『ゆきか様・・・お仕事終わりました・・・』
『うん💕お疲れ様💕じゃあさっそくだけど』
『貞操帯』
ゆきか様から送られて来たメッセージに
車内で報告の為の写真を撮影する
M字開脚でズボンを下ろして貞操帯の付け根に免許証を添えて・・・スマホのカメラで撮影した・・・
貞操帯と免許証
コレを送信したのなら・・・もう後には引けないし・・・本当に晒されてしまうかもしれない
でも・・・晒されてしまいたい・・・
二度と抜け出せない逃げ出せないやめる事ができない
マゾ奴隷として扱われたい
ほんの少しの戸惑いは・・・マゾ奴隷になれるという歓喜の前ではあまりにも無力だった
写真を送る・・・
『ふふ💕やっちゃったねぇ💕』
『もう逃げらんないね💕』
『はい・・・』
『毎日ちゃんと確認してあげるからね💕』
『はい♡よろしくお願いします♡』
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