本屋でフェアをやってみた 5
いざ当日
準備をしていただき、12月31日、2021年もあと1日というところでフェア開始となりました。自分も棚がどのようになったのか気になったので現地を訪れてみました。
やはり大型本の面陳はインパクトありますね……というのは置いておいて、自分で選んだ本が本屋に並ぶというのはなかなかに壮観でした。店長に挨拶をし、棚を見せてもらいつつ棚の配置を再検討。ついでにこの時は『一万円選書』(ポプラ社)を挿す旨お願いをしました。この前々週に砂川へ行っており、この本は入れておきたいと(勝手に)思ったためです。
ららぽーと横浜店のTwitterにて定期的にツイートをしていただき、本当に助かりました。
フェアを終えて
結局の所、初日と終盤の2回しか伺うことができませんでしたが、フェアは無事終了しました。後日販売数のデータを頂き、版元別の集計等を行ってみました。
集計してみたものと2回伺った時の雰囲気等を以下にざっくりまとめてみます。
※あくまでも今回のフェアでの結果ですので、全てのところで共通して発生する事象ではないと思います。いかんせんn=1なので。そこはご容赦ください。
夏葉社の本は結構動く
エクスナレッジの本も動く
ちょうど文庫化がフェアのタイミングと近かったのか、『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』の動きがあった
フェア自体は結構幅広い方に見ていただいた感じは(各回1時間くらい見物してみて)したが、もう一歩が必要だったかもしれない。
今回、ポップ等なしで展開してみましたが、やはりもう一歩が必要だったかもしれません。棚の構成以外のところも今後は検討する必要があるかも、と思いました(もっと時間を使って、全冊読んで一言メッセージを書くことができれば、とは思いましたが…果たしてこれをやったら結果がどうなるかはわかりません)。
おわりに
今回のフェア、個人的には「思っていた以上に本は動いていた」と思います。ですがこれ以上に棚を動かすためには何が必要なのか、もっと考える必要があるかもしれません。ポップ等の装飾やフェアの切り口など、もっと工夫できるところがあったかもしれません。
今後もフェアとかできるのならば本屋本や出版史関係で何かフェアを打てればと思っています。ただし自分は業として書店員をやっているわけではないので、そのチャンスがいつまたやって来るかは、神のみぞ知る、というところでしょう。
まだまだ知らない本屋本が多いので、日々是勉強です。