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大分本屋案内 1
カモシカ書店
おそらく大分の本屋といえばここ、という方は結構いるのではないでしょうか。今回は大分のカモシカ書店です。
大分駅から歩いて5分くらい、商店街の一角にカモシカ書店はあります。この時は隣の建物の一部スペースでも本の販売をやっていました。カモシカ書店ですが、今回で2度目の訪問でした。前回は6年以上前、大学の卒業旅行で釜山へ1週間(教保文庫や向こうの古本屋街もちょっと見てきました)行った後に。その時はアートプラザ(旧大分県立図書館)を見に行ったときに寄ったので、実はあまり記憶に残っておらず...当時から本屋は回っていたのですが、この時は磯崎新の建築目当てでした。
カモシカ書店 外観
1Fにも本、店舗のある2Fに向かう階段にも本。店内も本。とはいいつつ店内は本に圧倒されることがなく、落ち着いて本を探せる雰囲気でした。棚には文学系からカルチャーまで、幅広い本が挿さっていました。本屋や出版関係の本も結構充実していて個人的にはそこばかり目が行ってしまってました。購入不可である閲覧用の本、あそこはかなり気になる本屋関係の本があり、「あそこの棚の本がほしい...」とかなり思ってしまいました。そういえば、店の前の扉にはメッセージ。確かに一歩扉を開けて入れば非常に面白い空間が広がっているので、「えいや」と扉を開けてもらいたい本屋でした。
また、店内で食事を摂ることができたので、今回は休憩に。チャイとガトーショコラを頼んでみました。まず食事をする、それか本を買ってから注文という形でした。いやはやチャイの甘さが暑さでやられた体に染み渡りました...前回訪問時はりんごジュースを飲んだのですが、そのメニュー、まだあったようで個人的には非常に嬉しかったですね。
帰り際に店主から近くにある本屋を紹介してもらいました。そこはこの後に行ってます。
今回買った本
今回買った本は『関西赤貧古本道』(新潮新書)、『香料商が語る 東西香り秘話』(山と渓谷社)、『本、それはいのちあるもの 出版流通の現場から』(影書房)の3冊。あとトートバッグ。『関西赤貧古本道』は今後京都に行く時のための事前勉強用。著者は古書善行堂の店主なので少しは頭に入れておかねば...『香料商が語る 東西香り秘話』は、以前別の本屋で『調香師の手帖』を買っていたので関連書として。香りもなかなかおもしろい分野なので。『本、それはいのちあるもの 出版流通の現場から』はタイトル買い。版元が影書房ということもあり、かなり期待してます(『棚の思想』、再読せねば...)