気になる日本語 その17
研修のファシリテートをしていて
一番気に掛けているのが
議論の「流れに棹さす」こと。
せっかく議論が活発になってきたのに、
講師がそれを止めるようなことをしてしまっては
受講者の本音が出てこなくなってしまって、
研修そのものが台無しになってしまいます。
自由闊達な意見交換、ディスカッションがあってこそ、
そこから気付きを得ることができ、
行動変革につなげることが出来ます。
もちろん、
議論の方向がズレた時の軌道修正は必要ですが…
さて、ここでは
「流れに掉さす」の使い方が間違っています。
私はディスカッションの邪魔をする、
という意味で使っていました。
しかし、
「流れに棹さす」とは、
舟に勢いをつけるためにおこなうことが語源。
邪魔をするのは「水を差す」
流れに棹さしてディスカッションを盛り上げるのは
ファシリテーターとして必要なことなんですね。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
オンラインの活用法を分かりやすく解説します!
【社団法人オンラインビジネス促進機構】
詳しくはこちらのFacebookページから!
https://www.facebook.com/Onsokukikou
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?