まじまじめの人生物語
みなさん、こんにちは。
まじまじめです。
ここでは、まじで真面目に生きてきた「真面目人間」の半生を綴ります。
~まじまじめの人生物語~
※真面目という言葉にアレルギーがあるという方は、真面目をまじに置き換えて読んでみてください。
私の家は厳格な父と母のもと真面目な人生を…
と書きたいところですが一切そんなことはありません。
父はギャンブル依存症で酒癖が悪い典型的なダメ親タイプ。
母は感受性が強くヒステリックで傷つきやすいタイプでした。
典型的な毒親という設定で生まれてきた私は、誰に言われたわけでもなく
「真面目に生きよう。親のようにはなってはいけない。」と親を反面教師にすることを誓いました。
真面目で素行が良ければ、親に褒められてなぜか教師からは親の育て方がいいと言われる。
「私が頑張れば親も私もまともな人間として肯定される」
それから私は、誰からも文句が言われないように「真面目な生徒」を演じることになりました。
別に「勉強しろ」と言われた訳でも「良い子でいろ」と言われた訳でもないけれど
子どもながらに処世術として「真面目に生きる」ことを選んだのが、この私、まじまじめです。
◆まじまじめの危機
真面目だが学力は中途半端。
真面目=頭がいいと思われがちですが、私はせいぜい頑張っても上の中ぐらいにしかなれず、
中学時代の学力は200人中、最高で24位くらいでした。
完璧主義だった当時の私は、「上位10位に入れない中途半端な人間」という罪悪感にさいなまれます。
テスト期間中になると、最近覚えたばかりの「下剋上」なんて言葉を半紙に筆ペンで書きつけ、部屋中に貼るという厨二病を発症していた痛い時期の出来事でした。
しかし、真面目である人間に与えられる特権。
それが、「内申点」というものです。
テストの点数がさほど良くなくても、素行の良い生徒は「内申点」というポイントさえ貯まれば進学に優位に働く絶好の貯金でした。
宿題の提出物は期限通りに提出。
いじめられても必ず登校。
掃除を丁寧にしたり、教師の指示に従えば「内申点」はほぼ貰えるという有り難い制度。
しかし、高校に進学して私は気づくのです。
「社会に内申点はない‼︎」
◆まじまじめの画策
「内申点」がないなら「資格」をとればいいじゃない。
「資格」があれば信用される。
そんな安易な考えから、私は高校時代にある国家資格を目指します。
ここでモンスターカード「真面目人間」の効果発動‼︎
努力の勉強、勉強、勉強ぉおおおおおおおおおおお‼︎
という訳で「資格が取れなかったら死ぬ」と友人に言い残し、私は国家試験に無事合格。
大学にもなんとか入学して死なずに済みました。(1回目の生存危機回避)
ですが、とかく私はハングリーでした。
「資格1つじゃ物足りない‼︎」
◆まじまじめの猛進
石橋を叩いて叩いて叩き割る。
これが私のなかの鉄則でした。
「楽な道があれば必ず険しい方へ進みなさい」
唯一我が家でまともな姉がそう言い残して家を出たとき、すでに私の猛進は始まっていたのです。
「真面目」=「苦労」=「成功」
単細胞な「真面目人間」に人生の方程式が見えた瞬間でした。
大学に入学してからは、バイト、勉強、バイト、勉強…の繰り返し。
そして、「資格信者」の私は新たな「資格」を得るべくひたすら努力ボタンを連打しました。
結果、努力の鬼と化した私はその後、3つの資格を取得。
真面目こそ人間のあるべき姿と猛進し続けました。
ですが、それが人生最大の落とし穴だったのです。
次回、「まじまじめが社会に出て苦労した話」に続く。
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