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メディア運営5年目のありがたやーのサイトリニューアル
7/7🎋にWebマガジン「mazecoze研究所」が新しくなりました。
ダイバーシティという、つかみどころのないテーマを追って、はや20年。
その輪郭を探るように、このメディアで取材・発信をしてきました。
スタートから5年目のリニューアル。
本当は、なくなるかもしれなかったところからの再スタートでした。
2019年の9月から、メディアの運営を、それまでの運営会社からご厚意で譲渡していただきました。
とはいえ、毎月いただいていた運営費がなくなって(元々は企業のオウンドメディアで運営の一部を委託されていた)、ということは対価をもらって行う仕事ではなくなって、いうならばやってもやらなくてもいいという状態に。
だれかに記事を書いてもらうとか、なにかの行動をするとかには、お金が必要になります。それから情報を発信する、言葉にするということには、責任がともないます。
それらすべてを自分が担うことになるのは、自由でありながら、恐怖でもあった。なにせ無知で臆病で変化に弱い私です。超怖かったです!
それでも迷わず進めてくることができたのは、「ダイバーシティというものへの好奇心が尽きることがなかった」のただ一点でした。
「興味があるからやる」というまっしぐらさは、我ながらなかなかのものだと思う。
だっていざやると、その一つひとつがすごく大変で、記事ひとつとっても悶絶するほど大変で、正直いつも「しまった……」と思うほどです。
でも終わるとまた新しい興味が湧き起こって、脊髄反射的に行動してしまうんですよね。懲りない。
その積み重ねが、再スタートを切ったmazecoze研究所でした。
記事の数が200を超えたとき、6月から研究員に参画してくれた福留千晴さんが、mazecozeを「ひとつの生態系みたい」だと言ってくれました。そこから、いろんな問いを投げかけてくださって。
これまで前に向かうことにまっしぐらで、振り返るということをしてこなかったので、はじめて立ち止まってこの場にあるものを見つめました。そしたら、mazecoze研究所の意味や価値が、自分の中で突然理解できる瞬間がありました。
それを見逃さず、すかさず次は「ステイトメントを書いてください」という福留さん。ステイトメント=公の場で出す声明というところから調べたことは福留さんには内緒です。
言われるがままに思っていることを殴り書きして、それをさらに対話を通じてロジカルかつエモーショナルに整理してくれる福留さん。
「これから福留さんのことを軍師福兵衛って呼んでもいいですか?」って言ったら丁重にお断りされましたが、リニューアルにあたっては、広報部長というかそれ以上の役割で伴走してくださいました。
さらに、PRe Nipponというソーシャルデザインプロジェクトを一緒にやっている松山さん(本業がバリバリのwebデザイナー)が、あうんの呼吸でサイトを構築してくれました。言ってないのにこんなかんじがいいなぁと思ったことをすべて形にしてくれるすごい人です。
あと私が暴走しすぎている時は、適度にスルーしてくれるのもよい。
それから、自分の核となる活動を展開しながらも、おもしろがってmazecozeに参画してくださっているmazecoze研究員のみなさん。尊敬・信頼・大好きな方々です。
みなさん全国各地に住んでいて、私とは個別に会っているけれど、研究員一同で会する機会はこれまでありませんでした。
先日、mazecoze研究所のロジックモデルづくりワークショップを企画したときに参加してくれて、初めてオンラインで顔合わせすることが叶い。
初めてだけどみんなちょっと知っている感じ、あのほがらかでクリエイティブで楽しい場がほんとーに嬉しかったです。オンラインだからmazecozeでできることは、これからも考えていきたいと思っています。
取材させていただく方々、プロジェクトをご一緒してくださっている方々、ファシリテーターの師匠、家族などほんとうにたくさんの力添え、後押しがあって、mazecoze研究所が存在できています。
ちなみにいま真ん中に置いている「ダイバーシティなカルチャーマガジン」というコピーは、クリエイティブ・ディレクターの田中淳一さんが、「だれでもクリエイティブ」プロジェクトを進める中で発しておられ、私がすごいすごいと騒いでいたら「使ってください!」ってプレゼントしてくださいました(涙)
この言葉で、mazecoze研究所の目指すところがぐっと明確になったと感じています。
ほんとに、1人ではとてもたどり着けなかった。
一番誇らしいところは、尊敬する人たちと連携できて、後押ししてもらいながら、多様な視点があつまるこの場が育まれているところです。
これからも、多様性の数だけまぜこぜは続いていくんだろうなぁと感じています。問いを立て、実験し、相互に視点を育みながら、新しい多様性の輪郭と文化をうみだすことを目指して。
長くなってしまいましたが、新しいサイト、ぜひご覧ください!
(まだちょこちょこ改良中です)
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