![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159650063/rectangle_large_type_2_29f21d5e8e5607dcdc7c886ad7fd2b09.png?width=1200)
日記 書籍化ごっこ
自分のnoteの過去記事のタイトルをエクセルに貼り付けて、一覧を作ってみた。ここから本を作るならどういう構成にするか考えてみようと思って。
今、「本を作るんですか三毛田さん!」「書籍化おめでとうございます!」「パンツ脱いで待機しています!」という黄色い声援が聞こえてきたが(イタ妄想)、早まらないでほしい。もちろんそんな予定もないし、あといつもパンツは履いててほしい。そんなに興奮しないで。
あくまでこれは私の本づくりごっこであり、具体的なことはさっぱり考えていない。「じゃあなんでそんなことやってるんですか」と言われても私はぷにぷにと口籠ってうつむいているばかりだろうから聞かないでほしい。ただ私が作家になったつもりになって悦に入るだけの遊びなんだから。
これまでだいたい2年くらい書いてきて、全部で236記事。ざっくり1記事あたり1200文字とすると私はこれまで28万文字くらい書いたらしい。ほえー。一般的な本の平均が10~12万文字程度らしいから、2冊ちょっとはもう書いたことになるのか。
ジャンルを整理してみる。感覚で分けてみると日記っぽいのが159記事、エッセイっぽいの(日記とは言えないやつ)が71記事、創作っぽいのが6記事あった。ふむ。
1冊12万文字だとすると1冊100記事だけど、たぶん実際にはもうちょっと文字数が多いから70記事くらいあれば1冊できるか。ということは日記本でもエッセイ本でもできるじゃない!noteで知ってくれているファンのために書き下ろしも少し足さなきゃな。ファンは私の書くものは1文字も読み逃したくないだろうからこの書き下ろしに間違いなく飛びつくに違いない。
そうだタイトル。タイトルも大事だ。noteから実際に書籍化になった潮井エムコさんの『置かれた場所であばれたい』は好きだったな。潮井さんの思考が垣間見えて、しかもちょっと気を引くフレーズで。
私だとなんだろう。日常のおかしみをユーモアあふれた天才的視点で書いているエッセイ本というのがわかるタイトルがいい。そうだ。『ピザを焦がせば家が片付く』はどうだろう。年始に実際にピザを焦がしてそのまま大掃除したからそれを表題作にして。よし、それでいこう。
本の帯は誰に書いてもらおうか。キングコングの西野さんが本を作る時「帯を人に頼む意味がわからない。帯もやっぱり西野でしょう」的なことを言っていたらしいから、私も自分で書くか。帯もやっぱり三毛田でしょう。
帯は《noteで大人気の超新星、衝撃のデビュー作!》にしよう。超新星ってよくわからないけどここは超新星でいいんだ。自分で大人気とか衝撃とか言っちゃってるけど、そのくらい強気なのが今の時代ウケるからな。うん。
初回発行部数は強気の100万部。全国の書店の一番いい場所に置いてもらうんだ。書店は村上春樹の新刊のように私の新刊『ピザ片』を求めるお客さんでごったがえし、書店への渋滞で自衛隊まで出動する騒ぎになってしまう。自衛隊のみなさんに申し訳ないな。
やがて映画の制作会社からオファーが殺到して実写化。全米が涙する。すぐに泣くからな、全米は。私の役はそうだな、佐藤勝利さんにお願いしたい。
た、たのしい~(イタ妄想)