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書く筋肉における三傑

先日、note仲間と私が勝手に思っているヤスさんが毎日投稿1000日、猿荻レオンさんが毎日投稿500日、yamaneさんが毎日投稿2年という偉業を達成されていた。

すごい。こういうことができない私はひたすらに尊敬する。立ちパチパチ(スタンディングオベーション)である。

yamaneさんが上に貼った記事の中で「書くことの筋力は十分ついたと思う」と書かれていて、今日はそれについて思ったことをここに書きたい。

個人的に書くことの筋肉っていくつかの種類があると思っていて、それはおおまかに「ネタ探し筋」「表現筋」「生活習慣筋」の3つじゃないかなあという気がしている。あ、なんとなく文章のハウツー本のような匂いが漂ってしまったけど別に私は書くことを語る身分でもなんでもないので、ただのプリケツおじさんが思ったことを適当に書いているだけと思って読んでほしい。ぷりっ。

「ネタ探し筋」というのは、なにを題材に書くかということ。yamaneさんは別府市在住の会社員で、仕事終わりは脇目もふらずにいつもまっすぐ帰っている感じの人である。noteには仕事のことを具体的に書いたりもしないので、つまりなにもイベントがない平日もどこからかネタを見つけていつも日記を書かれている。

じゃあなにを書いてるのかというと、夕飯後の家族とのやりとりとか、昼休みに見た雲の形とか、サンマが食べたいなあとかそういうこと。yamaneさんはそういうところから面白いネタを見つけてくるのがすごいと思う。せかせかと生きているとわからなくなるものだけど、日常のおかしみってそこいらにたくさん落ちていて、いかにそれに気がつけるかというのが幸せってもののコツなのでは?と私は思っている。

「表現筋」というのは、じゃあそのネタをどう面白く書くかということ。表現筋ってなんとなく語感が病原菌みたいだなあと思ったけど気にしない。特に猿荻さんはこれがすごいと思う。誤解を恐れずにいうと、猿荻さんの記事は一見するとしょうもない。ひたすらに眠いとか、髪型のセットが決まらないとか、ビールがうまいとか、言ってしまえば一言で終わっちゃうような内容が多い。

でもそれを1000文字とか2000文字とかかけてずーっと飽きずに読ませるのってすごい。すごくないですか?すごいですよね。軽やかに言葉で遊んでるようで、素直で、読んでいて清々しい文章なのだ。

例えばお肉の美味しそうな様子を伝えたい時、「口の中で肉汁が溢れてとろけましてね」みたいな表現って優等生な印象を受けるけど、どこか表層的で心を打たない。しかし猿荻さんにかかれば急に肉が喋りだしたりする。「俺を雑な感じでひっくり返してほしい」ってなんだよ。ドMかよ。とにかく意味がわからんすごさなんである。

最後の「生活習慣筋」というのは、書く習慣ということ。毎日同じ時間に1000日も記事を更新し続けていて、しかも毎日2記事(1つはメンバーシップ限定記事)も書いてる人がいるって知ってます?ヤスさんって言うんですけどね、今日は名前だけでも覚えて帰ってほしいなあって思います。

ヤスさんは、いつかの記事で毎朝の通勤経路を歩きながらその日書くことを考えると書いていた。毎日決まった時間に考えて、書いてという生活が身についてるのがすごい。不規則な私に一番できないところだと思う。

ここまで書いておいてなんだが、私は別に毎日投稿をしたいとはあんまり思ってはいない。だけど、習慣的に書くことでネタがない日でもなにかしらを書くようになり、面白く書けるようになったり面白いことを見つけるのが上手になったりするのではないかなと、そういうことは一丁前に思う。まあ思うだけでできてないので、やはり私は3人のマッチョたちを尊敬するばかりのただのプリケツなんである。

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